「エンドウにとっては奇妙な時期」遠藤航はなぜ試合に出られない? 苦難の理由をリバプール専門メディアが分析。ウェストハム戦は超重要

 リバプールは現地時間9月25日、カラバオカップ3回戦で、ウェストハムを本拠地アンフィールドに迎える。大きな注目を集めるのが、「遠藤航がピッチに立つのか」、そしてそれは「スタートからなのか」だ。

 加入2年目の日本代表キャプテンは、ここまでプレミアリーグ5試合とチャンピオンズリーグ1試合を消化した時点で、出場したのはわずか2試合。しかもいずれも、すでに勝敗が決したと言える、2点リードして迎えた後半アディショナルタイムからだ。

 ユルゲン・クロップ前監督に重宝された昨季と比べ、アルネ・スロット体制での序列低下は顕著で、直近のボーンマス戦ではついにベンチからも外れた。

 日本のファンを中心に嘆きの声が絶えないなか、現地のリバプール専門メディア『Anfield Watch』が「ウェストハム戦で証明すべき大きなポイントを持つリバプールの4選手」と題した記事を掲載。ジャレル・クアンサー、ダルウィン・ヌニェス、フェデリコ・キエーザと共に遠藤の名を挙げた。
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「エンドウにとっては奇妙な時期が続いている。この守備的MFは、クロップの下ではお馴染みの顔だったが、スロットの就任後6試合ではわずか2分しかプレーできなかった。年齢的な要因もあるだろうし、スロットが能力を高く評価していない事実も明らかだが、フラーフェンベルフが開幕からスター選手として台頭してきたことは、ピッチから遠ざける非常に大きな要素だった。
 
 リバプールには、この開幕6試合でフラーフェンベルフがやってきたプレーを再現できる選手がいない問題がある。ターンオーバー、攻撃の転換がレッドメンの成功には欠かせない。今シーズン、エンドウが重要な役割を果たすとすれば、与えられた出場機会を最大限に有効活用し、フラーフェンベルフの代役になれると証明することだ」

 22歳のオランダ代表ライアン・フラーフェンベルフは、遠藤と同じく昨夏にリバプールに加入。1年目の昨季はプレミアリーグで12試合の先発に留まったものの、同胞の指揮官が就任した今季は、レギュラーとして際立つ活躍を続けている。

 今後も過密日程が続くなか、遠藤はまずカップ戦できっちりと代わりを務め、いずれはフラーフェンベルフらの定位置を脅かす存在となれるか。その第一歩として、ウェストハム戦は非常に重要だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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