歌手で俳優のキム・ジェジュンが、韓国で3大辛口レストランと言われるあるチャンポンの店を訪れ、ことし初の“ワンポン”(スープまでチャンポン麺をすべて食べること)に成功して、関心を集めている。ここは、辛すぎて80人以上の客が気を失った店で知られており、食べ物を食べるYouTube番組のユーチューバーtzuyangも、昨年この店を訪れて「辛すぎ」というコメントを伝えたことがある。

 ジェジュンは最近、自身のSNSに「初めてワンポンした客、それがまさに僕だ、僕」という説明と共に、チャンポンの器を空にした姿を公開した。

 写真を見ると、ジェジュンはこの店の辛いチャンポンを完食し、器をきれいに空にした。

 彼は、「社長が牛乳をサービスでくれたんだけど、ありがたい」とし、「気分が悪くなるかもしれないと、エチケット袋も用意してくれたが、幸い大丈夫で、車の中でゴミ袋として使った」という説明もつけ加えた。

 ソウル・ヨンドゥンポ(永登浦)区のシンギル(新吉)洞にあるこの店は、辛いチャンポンをメインに提供されている、辛いものが得意な人でも、食べることができない辛さのたまらない人気店だと知られた。

 この店で“ワンポン”をしたら、一生無料利用券がもらえる程だ。カプサイシンを使わずに、ただ青トウガラシと中国のトウガラシ、ベトナムのトウガラシを一緒に混ぜたトウガラシ粉を使い、「お願いだから食べないで」という警告文がつくほどに、強力な辛口が特徴だ。

 過去には、有名ユーチューバーや芸能人なども多数訪問している。

 人気ユーチューバーのtzuyangは、昨年この店を訪れ「辛すぎ」と明かしたことがある。

 当時この映像のタイトルは、「(チャンポンを食べて)80人が気を失ったそうだ。完食したら一生無料券をくれる」だった。

 彼女はその後、JTBCのバラエティー番組「知ってるお兄さん」に出演して、「たくさんの店に行ったが、行くたびにオーナーが、『(カン)ホドンより、よく食べる』とおっしゃって、密かにライバル視していたが、この間新吉洞にある辛いチャンポン店に行って、完食したら一生無料会員券をくれると言われた」とし、「これまで4人にあげたそうだが、その中にカン・ホドンさんがいた」と話したりした。

 また、タレントのキム・デヒは自身が運営するYouTubeチャンネルで、この店の辛いチャンポンに挑戦したら、「クラクラする」という理由でリタイアした。

 さらにことし4月に放送されたJTBCのバラエティー番組「クレイジースーパーコリアン」では、この店のチャンポンの辛い指数が青トウガラシの100倍に達すると紹介した。この日の放送では、キー(SHINee)とクァクチューブ、イタリアのミシュランシェフが辛いチャンポン“ワンポン”に挑戦した。キーは全身をくねらせながらソファに寝転ぶ激しい反応を見せ、「オスのスズメバチに刺されたみたい」とし、クァクチューブは「これは化学兵器」とコメントした。

 先立って、タレントのチョ・セホ、ナナ(AFTERSCHOOL)、俳優のソ・ガンジュンらは10年前に放送されたSBSのバラエティー番組「日曜日が好き-ルームメイト」でもこの店を訪問した。当時、ソ・ガンジュンは少しも食べることができず、トイレを探す姿を見せたりした。