「アーセナルは約32億円しか求めない」イタリア強豪が関心の冨安健洋、クラブは売却に“オープン”も本人の意向は? ユベントスは「コンディションを疑っている」とも

 アーセナルの冨安健洋は、フィジカルの問題により、今季まだ試合に出場していない。それだけに、去就を巡って憶測が相次いでいる。ただ、それが移籍につながるかは不明だ。

 イングランドに渡ってからの冨安が、たびたびケガに悩まされてきたのは周知のとおり。そのため、チーム内の序列が下がり、放出する可能性があるとの指摘は後を絶たない。

 直近でも、セリエAの強豪3クラブが関心を寄せているとの報道が浮上した。昨季王者インテル、一昨季の王者ナポリ、そして最多優勝を誇るイタリア最大の名門ユベントスだ。

 しかし、ユベントス専門サイト『Tutto Juve』は9月24日、移籍金を支払ってまで冨安を獲得すべきか、クラブは確信がないと報じた。そして代案はアーセナルに魅力的でないと伝えている。

 同メディアは「アーセナルは日本人選手について話し合うことにオープンで、2000万ユーロ(約32億円)しか求めないだろう」と報じた。

「だが、選手のフィジカルコンディションからも、ユベントスは疑っている。獲得してもせいぜいレンタルだろう。そしてそれはアーセナルにとって関心がないことだ」
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 もちろん、移籍が実現するかどうかは、「買い手」と「売り手」だけの問題ではない。大事なのは、選手自身の意向だ。

 そしてイギリスのサイト『Football Insider』は同日、冨安がアーセナル残留で満足していると報じた。日本代表DFは3月にクラブと2026年まで契約を延長している。

 冨安がミケル・アルテタ監督とともに、プレミアリーグという世界最高峰の舞台でタイトルを獲得したいと望んでいるのは知られている。ただ残念なことに、思うように貢献できていないのも確かだ。

 ピッチに立ったときの重要性は、議論の余地がない。それだけに、誰もがフィジカルの問題の解決を願っている。開幕から出遅れた今季、冨安は懸念を払しょくするシーズンとできるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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