「プレミア降格以来最高のクオリティ」英3部で2戦連発の日本人MFを地元メディアが絶賛! 韓国代表との中盤コンビの質は「ここ10年、あるいはそれ以上かもしれない」

 岩田智輝はこの夏、セルティックからイングランド3部のバーミンガムに移籍した。リーグ戦ここ2試合で連続ゴールを決め、注目を集めている。

 地元メディア『Birmingham Live』は9月24日、岩田や中盤で組む韓国代表のペク・スンホを称賛した。2011年にプレミアリーグから降格して以来の優れたコンビではないかと絶賛している。

 同メディアは「監督が定めた基準からすると、モビリティー、ゲームインテリジェンス、そしてテクニックが基礎的なスキルとなる。そして、バーミンガムで2選手がこの3つをすべて満たすのは久しぶりだ。ペク・スンホとトモキ・イワタがそうなのは確かだろう」と報じた。

「実際、プレミアリーグを外れてから、バーミンガムのエンジンルーム(中盤)がこれほどのクオリティだったことはあるだろうか。ペクとイワタは、180分間で中盤への期待を変えてくれた。ペクが88%、イワタが89%と、彼らのパス成功率は、これまでファンにとって当たり前ではなかったものだ」
【動画】バーミンガム岩田智輝の豪快ミドル弾! 
 さらに、Birmingham Liveは「ともに体格がよく、機動性を持つ」と両選手への称賛を続けている。

「おそらく、彼らの最高のスキルで、その知性を示しているのが、どちらもひとつのポジションに固定されていないところだ。イワタがもっと守備的な役割を担い、ペクにはより自由が与えられていると思うだろうが、彼らは仕事の負担をシェアし、賢くスペースを埋めている」

 3部のバーミンガムだが、地元メディアは岩田が昇格を見据えているはずだとの見解を示した。

「セルティックでリーグ戦32試合出場の1得点だったイワタが、バーミンガムでの2試合で2ゴールを決めた事実は、彼が本来のレベルより低いところでプレーしていることを示している。ペクもシーズンを通じてリーグ1でやる必要がなかった。それで韓国代表招集のチャンスが損なわれている」

「だが、両選手がもっと大きな絵を描いていることは明らかだ。それは、バーミンガムがチャンピオンシップで挑戦することが期待される来季のことである。バーミンガムの中盤は“手術”を必要としないだろう。2部のどこよりもすでに強いからだ」

 最後に、Birmingham Liveは「ペクとイワタのコンビは、バーミンガムの少なくともここ10年、あるいはそれ以上かもしれない」と賛辞で締めくくっている。

「彼らを上回るコンビとなると、バーミンガムのプレミアリーグ時代までさかのぼらなければいけないかもしれない」

 セルティックで出場機会を失っていた岩田だが、イングランドの地でのさらなる躍進に期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【記事】「日本代表の主将が屈辱を受けた」まさかのまた出番なし…遠藤航の苦境に韓国メディアも衝撃「戦力として完全に排除されている」
 
【記事】なぜ遠藤航はスロット新監督の下で序列が低下したのか。英記者が見解「問題なのは…」

【画像】華やかに可憐にピッチで輝く!世界の“美女フットボーラー”を一挙紹介!