ロバート・デ・ニーロが、ドナルド・トランプ前大統領はアメリカを「破滅」させようとしていると再び非難している。これまでにもトランプ氏を「道化師」と批判、再選された場合は「永久独裁者」になると警告していたデ・ニーロは、今回、トランプ氏は国の運営はおろか、「構造的なこと」ができないと主張した。
先月開催されたフランシス・フォード・コッポラ監督の「メガロポリス」のニューヨーク・プレミアでデ・ニーロはこう語った。
「ドナルド・トランプがこの映画を監督しているところを想像してみてほしい」
「完全な狂気から、どこにも行き着くことはないだろう。彼は何もできない。彼は何もまとめられない。彼は国を破滅させたがっている。彼にはこの映画はできない。彼は構造的なことは何もできない」
衰退するローマの大都市を描いた同映画は、今日のアメリカが直面している問題とさほど変わらない政治問題をいくつか提起しており、 デ・ニーロは「アメリカで、我々の共和国で、民主主義で起きていることは、数千年前にローマがどのように共和国を失ったかということとまったく同じだ」「フランシスの映画には、その類似性などが描かれている」と訴え、「私にとっては、終わるまでは終わらない。共和党を打ち負かすために、そしてトランプを打ち負かすために、全身全霊で取り組まなければならない。あの共和党員たちは本物の共和党員ではない」「単純なことだ。あのような人物を支持できない。誰もが投票に行かなければならない」と呼び掛けた。