野性爆弾×シャンプーハットの“過去ネタ”を現代に対応させたらとんでもないことに…!? 30年来の“盟友”がツアー初日に斬新企画

今年でめでたく芸歴30周年を迎えたシャンプーハット(恋さん、てつじ)と野性爆弾(くっきー!、ロッシー)。このベテラン2組が、初のツーマンライブ『〜芸歴30周年記念〜野性爆弾×シャンプーハットツアー』をスタートしました。第1弾となる東京公演は、9月21日(土)にルミネ the よしもとで開催。仲良し歴も30年にわたる2組は、男子校の休み時間のようなわちゃわちゃ感も見せながら、満席の劇場を爆笑の渦で包みました。


出典: FANY マガジン

くっきーが客席見て「若いの少ねぇな」

今回のツアーは3公演でまったく違う内容になる予定で、第1弾となる東京公演は野性爆弾が企画を担当。ステージには、アーティストとしても大活躍のくっきー!が描いたシャンプーハットの似顔絵と、漫画も出版している恋さんが描いた野性爆弾のイラストが大きくディスプレイされています。

大きな拍手のなか、最初にステージに現れたのは野性爆弾の2人のみ。2組と同世代らしき男性ファンの姿が目立つ客席を見回したくっきー!は、「わろてまうくらい、若いの少ねぇな」と毒づきながらもどこか嬉しそう。ロッシーも「30周年ですからね」と笑顔で応えました。


出典: FANY マガジン

そして、「ネタやりますんで、見てください」という唐突すぎるくっきー!のひとことで、コント「ぴょんぴょんぴょん」がスタートしました。

ロッシー扮する探偵のもとに、くっきー!演じる主婦が“夫の浮気調査”を依頼しに来ますが、調査に乗り出すと、浮気どころではない夫の異常な行動が明らかになっていき……。ちなみにタイトルの「ぴょんぴょんぴょん」は、コント中に登場する、毒に侵された一本耳の不気味なウサギ(くっきー!手作り)に由来しています。

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4人で話し合ってネタをアップデート!

ネタが終わると、シャンプーハットの2人が登場。「いやー、すばらしいネタでした」と称賛の拍手を送る恋さんの横で、てつじは「袖でネタを見といてくれという指示だけあったんですけど……」と、これから何が起きるのか戸惑った様子です。

ここでくっきー!が、さっそく野爆ワールド全開だったコント「ぴょんぴょんぴょん」について、「現代に対応していないネタじゃない?」と冷静に問いかけると会場は爆笑。てつじは「いや、昔もです」と即座にツッコむと、恋さんも「絶対にNHKででけへん」とうなずきました。


出典: FANY マガジン

「だから、4人で話し合って現代に対応できるネタにしたいのよ」とくっきー!が今回の企画内容を明らかにすると、ホワイトボードを使ったネタのアップデート会議が始まりました。

「そもそも、夫の“浮気”というのが現代にそぐわないのではないか」という意見から、「夫が募金をしているから、どこに募金をしてるか突き止めてほしい、という依頼内容にしよう」という導入部分が変更されるなど、4人はネタを改良するためのアイデアを次々と出していきます。

最終的になんとかまとめあげると、野性爆弾の2人が“改訂版”のネタを改めて披露しますが……。さらに支離滅裂な展開となったネタを終えたくっきー!は「わけわからんかったわ!」と納得いかない様子。しかし、恋さんに「愛を感じるネタになった」と褒められると、「今度、寄席でかけてみるわ」と機嫌を直しました。


出典: FANY マガジン