野性爆弾×シャンプーハットの“過去ネタ”を現代に対応させたらとんでもないことに…!? 30年来の“盟友”がツアー初日に斬新企画

新ネタ「キン肉マンのキャラクターの結婚式でスピーチ」

一方、シャンプーハットは約20年間やっていないというネタを改良することに。恋さんが頼まれた親友の結婚式のスピーチの練習を、てつじが聞いてアドバイスをするという漫才です。

端で見ていたくっきー!が「めっちゃええネタやん」と言うとおり、野性爆弾のネタに比べて“ちゃんとした”ネタのように思えますが、芸能人などの具体的な人物名が多く登場するネタで、封印されていた20年の間に亡くなった人もいるため、そこをアップデートしたいとのこと。


出典: FANY マガジン

再び話し合いに臨むものの、出てくる名前は4人の世代の少年マンガのキャラクターやプロレスラーの名前ばかり。その絶妙なチョイスに、客席には野太い男性の笑い声が響き渡ります。

結局、恋さんは人気マンガ「キン肉マン」に登場する「ビッグ・ザ・武道」の結婚式でスピーチするという展開となり、改良どころか“迷走”となってしまった漫才を披露しました。

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事故後の輸血で4人の血がつながっていた!?

次に野性爆弾が提案したのは、2組の“歴史”のアップデート企画。付き合いが長い2組の間には、現代のテレビにはそぐわないエピソードが多いため、それらをテレビ用に改訂する会議を行いました。

最初は、コンプライアンスに配慮した意見が出ていたものの、次第に方向性は異なる方向へ……。2組の最初の出会いは1995年、かつて大阪にあった心斎橋筋2丁目劇場でのオーディションだったはずが、「劇場っていうのがダサい」という意見から、心斎橋筋1丁目の「テクノロジーサロン」という架空のサロンへと変更。


出典: FANY マガジン

さらに、「もっと前に一度、会っていたことにしたい」と出会いの日を5年も繰り上げ、「実は1990年に渋谷のビリヤードで会っていた」というエピソードを付け加えたり、「事故後の輸血で4人の血がつながっていた」「たまたま4人で合わせたポーズが、のちにinstagramで大流行した」など“歴史”を好き勝手に改訂していきました。

ほかにも、くっきー!が2丁目劇場最後のライブで誰よりも早く泣いたエピソードなど、付き合いの長い2組ならではの“本物の思い出話”も飛び出し、あまりに盛り上がりすぎたため、年表の改訂は“出会い”までで強制終了。続きは11月の福岡公演へ持ち越されることになりました。