2024年最新ドライバー20選!選び方を専門家が解説

ピン G430 MAX 10K HL


SPEC
●体積/460cc ●ロフト角/9、10.5、12度
●シャフト(フレックス)/FUJIKURA SPEEDER NX 35・45
●長さ/46インチ ●重さ/約272g(FUJIKURA SPEEDER NX 35)
●価格/10万4500円

【鹿又Check】40g台の純正シャフトも飛び系!打点のバラツキに強い

ヘッドの特徴は「G430 MAX 10K」と同じで超・高慣性モーメントなのにスピン量が抑えられています。ヘッドスピードが遅くても、スピン量が多くて打点がバラつくゴルファーはたくさんいるのでそんなゴルファーにハマると思います。

40g前後の純正シャフトは、スピード感があって飛距離アップにもつながりますね。

【シニア代表】余計なことしないでオートマチックに

手を使ったり、力を入れたり、余計なことをしないでオートマチックに打つと楽にナイスショットが打てます。フックフェースに見えますが、つかまりすぎることもありません。

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ダンロップ ゼクシオ13


SPEC
●体積/460cc ●ロフト角/9.5、10.5、11.5度
●シャフト(フレックス)/ゼクシオ MP1300(R2、R、SR、S)
●長さ/45.5インチ ●重さ/281g(R)●価格/9万2400円

【鹿又Check】ゼクシオらしさ全開!打感・飛距離・やさしさが満点

13代目の新作もゼクシオらしさ全開でした。爽快感のある打球音、ミスヒットしたときのやさしさ、高弾道で飛ぶ飛距離性能と3項目とも満点のドライバーです。

そのうえで前作と比べてもアクティブウィングの効果が感じられて、ハーフウェイダウンからインパクトまでのヘッド軌道が安定する感覚があります。

【シニア代表】ゴルフ歴40年で初のゼクシオに感動

私は80歳でゴルフ歴40年ですが「ゼクシオ」を打ったのははじめて。

こんなに打感がよくて打ちやすかったんですね。まわりのみなさんが使っている理由がわかりました。

ダンロップ ゼクシオ エックス


SPEC
●体積/460cc ●ロフト角/9.5、10.5度
●シャフト(フレックス)/Miyazaki AX-3(R、SR、S)
●長さ/45.25インチ ●重さ/301g(S)●価格/9万2400円

【鹿又Check】「スリクソン」との中間!セミアスリートにピッタリ

適度なやさしさと打感のよさをもちつつ、形状がオーソドックスで弾道もコントロールできます。「ゼクシオ13」と「スリクソン」の中間のようなドライバー。

ヘッドスピード42m/秒前後で平均スコア90台のセミアスリートゴルファーにピッタリ。「ゼクシオ13」と比較すると、少し低音で残響を抑えたサウンドもアスリート好みですね。

【編集M】すべてにおいて合格点をつけられる

ひと言でいうなら「とてもバランスがいい!」。

顔、打音、打感、振りやすさ、寛容性、飛距離のどれをとっても高得点がつけられる。総合力の高いドライバーです。

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つるや アクセル ゴールドプレミアム


SPEC
●体積/460cc ●ロフト角/10.5度
●シャフト(フレックス)/AXEL GOLD6 専用カーボン(R、S)
●長さ/46インチ ●重さ/269g(R)●価格/13万2000円

【鹿又Check】ヘッドもシャフトもルール不適合!HS38m/秒以下の激・飛びモデル

高反発モデルの「アクセル ゴールドプレミアム」は、反発性能が高いのはもちろん、シャフトもルール不適合。一方向(目標方向)にしかしならないシャフトになっているのでヘッドスピードが上がります。

このヘッドとシャフトはとくにヘッドスピード38m/秒のゴルファーに効果が大きい。飛距離に特化した激・飛びモデルです。

【シニア代表】シャフトがムチのようにしなって飛ぶ

このドライバーは飛びますね。

シャフトが柔らかく感じられてムチのようにしなってくれますし、フェース面が四角形に近くて下側ヒットにも強かったです。

プロギア スーパーエッグ


SPEC
●体積/500cc ●ロフト角/10.5度 ●シャフト(フレックス)/SUPER egg専用(M-40・SR、M-37・R、M-35・R2)
●長さ/45.75インチ ※M-35のみ45.25インチ
●重さ/274g(M-37・R)●価格/14万800円

【鹿又Check】500ccのやさしさは唯一無二!シャフトが短く見える効果あり

ヘッド体積500ccで高反発モデルの「スーパーエッグ」。飛距離性能がトップクラスなのはもちろん、意外と実戦向きで方向性が安定しています。

ヘッド体積500ccはミスヒットに強い効果だけでなく、シャフトが短く見えて構えやすい。超大型ヘッドでもつかまりがよく高反発ドライバーとしての完成度が高いです。

【シニア代表】スピードと高さが理想的!

ほかの270g台のドライバーと比べても軽く感じて振りやすい。

ヘッドスピードも出るし、打ち出し角が高いのでビッグキャリーで飛ばせます。

ヤマハ RMX VD/R


SPEC
●体積/460cc ●ロフト角/9.5、10.5度
●シャフト(フレックス)/SPEEDER NX BLACK 50(S)ほか
●長さ/45.5インチ ●重さ/306g(SPEEDER NX BLACK 50・S)
●価格/10万5600円~

【鹿又Check】王道のアスリートモデル!低スピンの中弾道

シャープなヘッド形状、中弾道の低スピン系、ドロー・フェードを打ち分けられる操作性など、あらゆる特徴が王道のアスリートモデルに仕上げられています。「RMX VD/M」よりもさらに上級者向けです。

ミスヒットにはシビアですが、ヘッドシェイプがコンパクトなので空気抵抗が少なくてヘッドスピードが上がるメリットもあります。

【編集M】重心の浅さと左右へのスライドが魅力

スライドウエイトがフェース寄りについているので重心は浅め。強い弾道が出ます。

また、ウエイトを左右へ移すと球筋が求める弾道にはっきり変わるのもいいですね。

ヤマハ RMX VD/M


SPEC
●体積/460cc ●ロフト角/9.5、10.5度
●シャフト(フレックス)/TENSEI TR(R、SR、S)ほか
●長さ/45.5インチ●重さ/302g(TENSEI TR・S)
●価格/9万2400円~

【鹿又Check】中級者が使えるアスリートモデル!ヤマハらしい打感・音も魅力

「RMX VD/R」もこの「M」もアスリートモデルですが、「M」のほうが中級者でも使える寛容性を備えています。オーソドックスな形状でスクエアに構えやすく、直進性も高い。

ヘッドスピード43m/秒前後で、平均スコア80台のゴルファーなら十分に使いこなせます。ヤマハらしい打感・打球音のよさも魅力ですね。

【ライターN】バランスがよくて弾道が美しい!

振りやすさ、やさしさ、上がりやすさのバランスがちょうどいい。

打球もサイドスピンが少なくて美しい弾道で飛んでくれます。フェースローテーションもスムーズです。

ロイヤルコレクション TM-X


SPEC
●体積/450cc(9.5度)、460cc(10.5度)●ロフト角/9.5、10.5度
●シャフト(フレックス)/Royal Collection TT-5(R、SR、S)
●長さ/45.5インチほか ●重さ/約305g(S)●価格/9万9000円

【鹿又Check】ドローヒッター好みの逃げ顔 食いつき系の打感は日本人好み

洋梨形状で、トゥ側が開いて見える逃げ顔はドローヒッター好み。左へのミスが出ないので、叩けば叩くほど飛距離を出せます。

極端な深重心タイプではなくて、ヘッドの操作性がいい。打球音も心地よくて、球がフェースに食いつくフィーリングは、日本のベテランゴルファーが好きな感覚だと思います。

【編集M】左へのミスが出ないアスリートモデル

「構えやすい」というのが第一印象。打っては、左へ飛ぶことがなく全球フェードになりました。

フッカーやパワーヒッターでも安心して打てる、アスリート好みの1本です。

ロイヤルコレクション AM-X


SPEC
●体積/448cc(9.5度)、451 cc(10.5度)
●ロフト角/9.5、10.5度
●シャフト(フレックス)/Royal Collection AT-5(R、SR、S)
●長さ/46インチほか ●重さ/約306g(S)●価格/9万6800円

【鹿又Check】形状はちょっとディープ系 “ロイコレ”らしい操作性が魅力

最新ドライバーとしては珍しい、少しディープフェースでヘッド体積も450cc前後。今どきの高慣性モーメント系ドライバーがオートマ車だとすれば、「AM-X」はマニュアル車。

自分の感覚でフェースを返しながら、打球をコントロールできます。昔のロイコレを彷彿させる操作性のよさは、大型ヘッドが苦手なベテランにマッチします。

【ライターN】意外とスライサー向け!?

スクエアフェースで構えやすい形状ですが、見た目以上につかまりがよくてドローボールを打ちやすい。

ヘッドだけでなくシャフトも先端が走るつかまり系です。

ロマロ バリスタ THE FIRST 3D


SPEC
●体積/460cc ●ロフト角/10.5度
●シャフト(フレックス)/RJ-TG(R、S)
●長さ/45インチ ●重さ/309g(S)●価格/26万1800円

【鹿又Check】世界初!3Dプリンターで作成した高強度ヘッド

3Dプリンターで作られた世界初の量産型ドライバー。完成直後には世界各国からロマロに取材がきたそうです。

ヘッドの強度が高くてエネルギーロスを少なくしたことでインパクトでの手応えが強烈で、とにかく打球が強い!設計誤差がなくなったことでスピード感、寛容性、方向性などの全部門が向上されています。

【ライターN】フェースもクラウンも強烈

近未来感を感じるドライバーでフェースのハニカムデザインもクラウンのクロスも個性的。

当たり負けしない強さがあり、ボールスピードはトップクラスでした。

ワークス ファイヤー マキシマックス (適合高反発加工モデル)


SPEC
●体積/460cc ●ロフト角/10度
●シャフト(フレックス)/WORKTEC V-SPEC α-Ⅲ(R、S)ほか
●長さ/46インチ ●重さ/315g(S)●価格/9万円~

【鹿又Check】ドラコンのワークスからルール不適合クラスの新作登場

最初に打ったときは「本当にルール適合なの!?」と思うくらいボール初速が速く、飛距離も出たので驚きました。反発係数はギリギリを攻めていて、それが結果として打球に表れる。

ワークスといえばドラコンの印象が強いですが、飛距離性能が高いだけでなく、歴代モデルに比べてミスヒットにも強い寛容性も兼ね備えています。

【編集M】飛距離だけじゃない!扱いやすい!

飛ぶドライバーづくりに定評のあるワークスの「ルール適合強反発」モデル。

飛距離性能の高さはもちろん、フィーニング面や振りやすさなどもよくて扱いやすい!

テーラーメイド Qi10 MAX


SPEC
●体積/460cc ●ロフト角/9、10.5、12度
●シャフト(フレックス)/Diamana BLUE TM50(R、SR、S)
●長さ/45.25インチ ●重さ/約310g(S)●価格/9万5700円

【鹿又Check】テーラーメイドのイメージを覆す圧倒的なやさしさ

慣性モーメントが10000g・㎠を超えた「Qi10 MAX」は、今までのテーラーメイドのイメージを覆すほど圧倒的なやさしさがあります。打球も上がりやすくて、とにかく曲がらない。

他メーカーの高慣性モーメントドライバーと違って、極端な深重心になっていないのでとても振りやすい。新世代の高MOI系ドライバーです。

【編集M】いい意味でカーボンらしさがなくなった

ステルス、ステルス2を経て、カーボンフェースのドライバーの完成形ができた印象。

打感、打音など「カーボンだから……」という違和感がまったくなくなりましたね。

テーラーメイド Qi10 LS


SPEC
●体積/460cc ●ロフト角/8、9、10.5度
●シャフト(フレックス)/Diamana SILVER TM50(R、SR、S)ほか ●長さ/45.5インチほか●重さ/約310g(Diamana SILVER TM50・S)●価格/9万9000円~

【鹿又Check】パワーヒッターでもヒッカケ、フケ上がりが出ない

「Qi10 MAX」とは違い、これぞテーラーメイドというのが「Qi10 LS」。中弾道のロースピンタイプでヘッドスピード45m/秒以上のパワーヒッターが打っても左に引っかけたり、フケ上がりのミスが出ません。

打球をコントロールするイメージが出せるヘッドシェイプも含めて、バリバリのツアーモデルという印象です。

【ライターN】かなりハード! スピン量が多い人に

アマチュアゴルファーにとってはかなりハードなドライバー。

ただし、バックスピンが多くて悩んでいる人は大幅に飛距離アップする可能性を秘めています。

マジェスティ プレステジオ13


SPEC
●体積/460cc ●ロフト角/9.5、10.5、11.5度
●シャフト(フレックス)/MAJESTY LV760(R2、R、SR)
●長さ/46インチ ●重さ/259g(R)●価格/27万5000円~

【鹿又Check】上質な打感と打球音にハイレベルな軽量シャフト

260g台の超軽量設計ですが、シャフトは軽くても芯があるので、スイング軌道が安定します。先端に超高弾性カーボンシートを使っているので適度なつかまり感があって、振り遅れのミスにも強いです。

高級感もあり、爽快な打球音はドライバーを打つのが楽しくなると思います。シニア世代のスライサーにはベストマッチでしょう。

【シニア代表】ナイスショットを誘導してくれる!

打つのがもったいないくらいキレイなゴールド。

丁寧に振ると、ヘッドが勝手にナイスショットを誘導してくれる感覚があって余計な力を入れずに打てる。これは簡単です!

グローブライド オノフ ドライバー AKA


SPEC
●体積/460cc ●ロフト角/10.5、11.5度 ●シャフト(フレックス)/SMOOTH KICK MP-524D(R2、R、SR、S)ほか ●長さ/45.5インチ ほか
●重さ/291g(SMOOTH KICK MP-524D・R)●価格/8万5800円~

【鹿又Check】今年のベスト3に入る1本!「KURO」のよさもあり

個人的には今年のベスト3に入る1本。私のようなヘッドスピード42m/秒で、ややフェードヒッターのゴルファーには理想的なドライバーです。

「AKA」の魅力であるやさしさ、打感のよさを継承しながらも「KURO」の操作性や打球の強さも融合されていて、今までの「AKA」と少し違う感じが私にハマりました。

【ライターN】芯が広くてボールスピードが落ちない

極端なシャローヘッドになっているわけではないのにとにかく芯が広い。

ミスヒットしてもほとんどボールスピードが落ちないので、ドライバーのタテ距離が安定します。

「明日ラウンドで使いたい」と「1番飛んだ!」 1本は?


弾道計測器で飛距離や方向を見ながら選びました!

20本のドライバーを打ったシニア代表の氏家さん。セミアスリートの編集M。アベレージゴルファーのライターN。

タイプの違う3人のアマチュアが20本試打したなかから「1番飛んだ」と「明日、ラウンドで使いたい」ドライバーを1本ずつ選んだ。

シニア代表 氏家英助さん

【1番飛んだ!】プレステジオ13

マジェスティの「プレステジオ13」はガンバって飛ばそうとしなくても、楽に振って200ヤードを超えてくれたので飛距離性能が1番高いと感じました。

ただクラブ重量が軽いだけではなく、タイミングがとりやすいシャフトだったので、ミート率も高くインパクトが安定していました。

【明日ラウンドで使いたい】ゼクシオ13

ゴルフ歴40年ではじめて「ゼクシオ」のドライバーを打ちましたが、1球目からナイスショットが出たし、その後もいい弾道を連発しました。

ヘッドだけではなく、シャフトやグリップも含めてとても振りやすかったので、明日のラウンドで使っても好スコアが期待できますね。

セミアスリート 編集M

【1番飛んだ!】パラダイム Ai SMOKE MAX D

1発の飛びなら私のHS(40m/秒)で唯一260ヤードを超えた(265ヤード)「スーパーエッグ」なんですが、「MAX-D」は全球いつもより飛んだ、ということで1位に。

単純にボール初速が上がるんですが、打点がズレても初速が大きく落ちない。つかまった球で安定して飛ばせるドライバーです。

【明日ラウンドで使いたい】G430 MAX 10K

コレと「Qi10 MAX」。実戦で使うとしたら、慣性モーメント1万超えの2本がよかった。

とくに「10K」は、インパクトしたときに今までだと「曲がっちゃう!」と思った感覚の打球がそれほどでもなく「これはセカンドがいいところから打てるな」と感じたので、すぐにコースで使いたいです。

アベレージ ライターN

【1番飛んだ!】ゼクシオ エックス

「Ai SMOKEシリーズ」や「G430 MAX 10K」も安定して飛んでいましたが、センターヒットしたときに1番飛距離が出たのが、意外にも「ゼクシオ エックス」!

海外メーカーと比較しても互角以上のボールスピードが出ていて球筋もキレイ。国内メーカーの飛距離性能も侮れませんね!

【明日ラウンドで使いたい】パラダイム Ai SMOKE MAX

前作の「パラダイム」と比較しても、あきらかに打球の曲がり幅が少ない。真芯からボール2個くらい外れたときでも、フェアウェイをキープできる範囲内までしか曲がらないのですごく実戦向き。

とくにヒールヒットしたときも変な打球が出ないし、飛距離ロスが少ないのが気に入りました。

いかがでしたか? この記事を参考にお気に入りのドライバーを見つけましょう!

ベテラン編集者M

●ドライバーのHS40前後、平均スコア85。ゴルフも編集者歴もベテランの域で「ドライバーは飛距離じゃない!」というが、それも強がりになってきた50歳。

シニア代表・氏家英助さん

●ドライバーのHS30後半、平均スコア90台。同年代の仲間とゴルフ同好会を結成し、月4~6でラウンドを楽しむ80歳。メンバーに負けない飛距離がほしい!

ゴルフライターN

●ドライバーのHS42前後、平均スコア90前後と、世の一般男性ゴルファーに多いタイプ。ギアの知識はかなり豊富で、あらゆるゴルフメディアで執筆中。

構成=野中真一、編集部
写真=田中宏幸
協力=ジャパンゴルフスクール