JAL(日本航空株式会社)の航空機内にて、乗客に無料で提供される「コンソメスープ」。長旅の疲れを癒やしてくれるかのような優しい味わいに、身も心も温められたという覚えがある方もきっと多いことでしょう。

 そんなJALのコンソメスープの味を、料理研究家の「リュウジ」さんが再現。自身のYouTubeで作り方を公開していたので、今回はこれを真似して作ってみたいと思います。

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■ JALのコンソメスープはビーフコンソメスープ 牛肉だしの素を使う

 リュウジさんによると、機内で提供されるスープは「ビーフコンソメスープ」であり、いわゆるコンソメスープの素だけではあの味にはならないそうです。そこで、今回は”特別調味料”として、牛肉だしの素として知られる「ダシダ」を使います。必要な材料は以下の通り。

【材料】3~4人分

・水……500ml

・コンソメ……小さじ2

・ダシダ……小さじ1

・塩……ひとつまみ

・コショウ……2振り



 ちなみに「ダシダ」とは、韓国のCJグループが製造・販売している調味料のこと。大手スーパーや食品雑貨店などで入手することができますが、近隣にない場合は通販でも取り扱いがあります。今回筆者もAmazonで購入しました。

 上記を手鍋に順番に入れたあとで火にかけ、軽くかき混ぜつつ、沸騰したら完成です。コンソメとダシダの割合は2:1が最適とのことなので、作る量を増やす際もこの比率は守るようにしましょう。



 立ちのぼる湯気とともに、食欲をそそる良い香りがしてきました。これはかなり期待できそうです。器に移して早速飲んでみましょう。



■ あのコンソメスープを完全再現 気分はまさに航空機内

 一口すすってみると……あっ、これはたしかに飛行機のスープの味!コンソメだけの味付けとは異なり、濃い牛肉の旨味が口の中一杯に広がります。具材が入っていない分、スープの純粋なおいしさが際立ち、のど越しも抜群に良いです。



 これだけ再現できているのであれば、ぜひともやってみたいのが航空機内同様、紙コップに注いで飲むこと。スープをすすりつつ、目を閉じればまるで空の上にいるような気分……やはりこれでこそ、JALのコンソメスープでしょう。



 あのコンソメスープの味が、自宅でこんなにも簡単に再現できてしまうとは。再現料理としておすすめであることはもちろん、支度で忙しい朝の時間帯にサッと用意して飲むのもよいでしょう。気温の下がるこれからの季節にもぴったり。

 なお、リュウジさんはこれにじゃがいも、玉ねぎ、ソーセージといった具材を加えた「至高のコンソメスープ」も、動画で紹介しています。あのコンソメスープを具入りで食べてみたい、と思っていた方にはまさにうってつけでしょう。ぜひ動画を参考に調理してみてください。

<記事化協力>

リュウジ@料理のおにいさんバズレシピ(@ore825

(山口弘剛)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛‌ | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2024092802.html