バンカーから脱出するコツ4「ヒザの角度で飛距離を調節」
深さ2センチ
ピンまで10~20ヤード
砂を取る深さが1センチの場合は20~30ヤード、2センチなら10~20ヤードくらいの飛距離が出る。
深さ3センチ
ピンまで10ヤード以内
ヒザを3センチ深く曲げて、砂を3センチ深く取る。砂が硬い、あるいは少ないときは、ヒザを少し曲げて、よりコンパクトに振る。
打ち方は同じだから簡単!
打ちたい距離によってヒザの角度を変えます!
ヒザの角度を変えるだけで、打ち方は同じ。フェースの開き方やスタンスの向き、振り幅などは同じにしたほうが、球の高さがそろう。
ピンが近いときほどヒザを深く曲げる
ヒザを1センチ曲げたときの球の高さと飛距離(20~30ヤード)をチェックしたら、次はヒザを2センチと3センチ曲げて、それぞれの球の高さと飛距離をチェックしてください。
ヒザを2センチ曲げると、ヘッドは砂の中に2センチもぐり、飛距離は10から20ヤードに。3センチの場合は5から10ヤードになると思います。こうしてヒザの角度を調整すれば、フェースの開き方や打ち方を変えなくても、飛距離のコントロールができます。ただし、体とボールの間隔が狭いとヒザを曲げにくいので、アプローチよりその間隔を広くしましょう。
ボールから離れて立つ
ヒザを深く曲げる場合は、アプローチのときより、体とボールの間隔を広くして、スタンスも広めにする。
ボールに近いとヒザが曲がらない
体とボールの間隔がアプローチのときと同じだと、ヒザを曲げにくく、窮屈なアドレスになってしまう。
深さ2センチのバンカーショット
ヒザを体感で2センチ曲げて、体の重心を下げる。
ヒザを深く曲げたぶんだけ砂が取れる
ヒザを曲げたぶんだけ、ヘッドはボールの手前から自然に入り、砂が深く取れる。これで10~20ヤード飛ぶ。
深さ3センチのバンカーショット
ヒザを3センチ曲げて、体の重心をより下げる
ヒザをしっかり曲げて重心を下げる
同じ打ち方でも砂が深く取れるので、飛距離が5から10ヤードになる。インパクトがゆるまないように振り抜こう。
構成=小山俊正
写真=相田克己
協力=木更津ゴルフクラブ