MLBロサンゼルス・ドジャースは今季レギュラーシーズンを全30球団最高の98勝64敗の成績で終えた。その大きな原動力のひとつとなったのが史上初の「50本塁打‐50盗塁」、リーグ打者二冠など数々の偉業を達成した大谷翔平だ。異次元の活躍はもちろんのこと、試合中のダグアウトでもチームメイトとのコミュニケーションを楽しむ姿も多々見られるなど、加入1年目からチームに馴染んでいる様子だった。では球界屈指のスーパースターを仲間たちはどのように見ていたのか。
【画像】大谷翔平、逆転打で自身初の地区優勝を演出!ドジャース地区3連覇を決めたパドレス戦を特集! 地元メディア『Los Angels Times』は現地10月1日、ジャック・ハリス記者によるインタビュー記事を配信。大谷のパーソナリティについて問われた際のドジャース選手らの回答を紹介した。
取り上げられた回答者の言葉に一貫していたのは大谷の“茶目っ気”と“集中力”という二面性。クリス・テーラーは「おふざけ好きで、本当に試合を楽しんでいるように見える。しかし、同時に尋常でない集中力を発揮することもできる」と語った。
また、「彼はまるで巨人の体に閉じ込められた小さな子どものようだ」と評したのはキケ・ヘルナンデス。「彼は必ずしもそれを見せる訳ではないが、彼の持つ素晴らしい個性には驚いた」と賛辞を贈った。
最終戦の朝、試合前の静かなロッカールームの隅で、大谷と、彼と大の仲良しで知られるテオスカー・ヘルナンデスの甲高い笑い声が響いたかと思えば、数分後には一塁コーチと対戦投手のスカウティングをiPadで研究する、といったシーンがあったという。
デーブ・ロバーツ監督によると、当初大谷とチームメイトの間で直接の会話はあまりなく、通訳という“緩衝材”があったため、コミュニケーションが「難しかった」という。しかし元通訳の水原一平氏がチームを離れて以降は大谷を中心にチームが結束していった。
これらの発言を聞いたハリス記者は「彼は今季の選手の中で最も陽気な選手としての評判を確立した」とナ・リーグMVPのパーソナリティを称賛した。
構成●THE DIGEST編集部
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