田中「カンボジアに行ってみたい」
イベント終了後、ココリコ・田中とコマツの柳樂氏、JMAS事務局長の徳益氏に話を聞きました。
――本日のイベントの感想を教えてください。
田中 地雷除去について詳しくお話をうかがえて、とても勉強になりました。実際に防護服も着させていただいたんですが、重くて暑いなかで緊張感のある作業を行う大変さを、少しだけ実感することができました。
――現地で作業している方々の話を聞いて、どう感じましたか?
田中 やはり知らなかったことだらけなので、世界の地雷に関する状況を、自分も伝えていかなくてはいけないと思いました。『ファーストステップ3』に出演して、世界には地雷で住む場所や親を失ってしまう子どもたちが多くいる事実を知り、ショックを受けましたが、そうした事実を自分ももっと発信していけたらと思います。
出典: FANY マガジン
――柳樂さんと、徳益さんは、これまでのカンボジアでの活動を振り返って、どのようなやりがいや手ごたえを感じていますか。
柳樂 30年前のカンボジアはいまよりも、もっと重たい雰囲気でした。戦争が終わったばかりで、足のない方もたくさんおられました。でも、それからどんどん復興していくことで、人々は変わってきています。いまでは日本よりもエネルギーを感じるかもしれません。
田中 それは嬉しいですね!
柳樂 田中さんがもしカンボジアに行かれると、おそらく子どもたちは「よくぞ、日本から来てくれました」と手を振ってきますよ。その、ものすごく純粋でキラキラした目を見ると、逆にエネルギーをもらうんです。
徳益 地雷がなくなって、小学校も綺麗に建て替えられて、嬉しそうに勉強している子どもたちの顔を見ると、私もやはり活動をやってきて良かったなと思いますね。
田中 素晴らしいですね! 地雷除去だけではなく、道路や学校を造るなど、その後の生活まで含めて、責任をもって支援されていることが本当にすごいと思います。
出典: FANY マガジン
――そうした支援活動は、国際社会における日本の信用にも繋がりますよね。
柳樂 おっしゃる通りで、「日本人がここまで助けてくれるんだ」と感謝をしてもらうことは、日本にとってもメリットがあると考えています。地雷に苦しむ現地の方を支援する過程で、日本を好きになっていただければ、両国の良好な関係にもつながると思います。
徳益 海外にも地雷除去の団体はありますが、われわれのようにスタッフが常駐して、技術支援をしている団体はありません。これは、日本が信用を得ることにも繋がると思っています。
――最後に今後、地雷除去活動にかかわってみたいという若い人や、国際協力活動に参加したい人へメッセージをお願いします。
徳益 まずは地雷に関する現地の状況や、われわれの活動について知っていただきたいです。そして、国際協力のために自分のできることを考え、実行していただきたいと思います。
柳樂 まずは勇気をもって、1歩を踏み出すことが大切だと思っています。そして、国際協力の活動を行うには、専門性とコミュニケーション能力を身につけていただきたいと思います。
出典: FANY マガジン
田中 まずは若い方がこの状況を知ることがいちばん大事だと思います。地雷除去のことをもっと知ってもらえるよう、自分もこうしたイベントなどに積極的に参加できたらと思いました。
徳益 田中さんのように、メディアなどで影響力を持って発信することは、われわれにはできません。それも、とても大切な国際貢献だと思います。ぜひ発信をしていただきたいですし、よかったらカンボジアの現場もご覧になってください。
田中 ぜひ、行ってみたいです!