まさに破竹の勢いだ。
現地10月２日、ダルビッシュ有や松井裕樹が所属するサンディエゴ・パドレスは、本拠地ペトコ・パークで行なわれたアトランタ・ブレーブスとのワイルドカードシリーズ（３回戦制）第２戦に５対４と競り勝ち、２連勝で２年ぶりのディビジョンシリーズ進出が決定。現地５日からは、大谷翔平や山本由伸を擁する同地区ライバルのロサンゼルス・ドジャースと戦う。
前日の第１戦に４対０で勝利し、王手をかけていたパドレス。そしてこの日は、１点を追う２回２死走者なしでカイル・ヒガシオカの２試合連続ソロが飛び出すと、さらにマニー・マチャドの２点適時二塁打、ジャクソン・メリルの２点適時三塁打など、怒涛の６連打で一挙５点を奪い、そのリードを最後まで守り切った。
試合後、米ラジオ局『SiriusXM』の公式専門チャンネル『MLB Network Radio』に出演するグラント・ポールセン氏は、自身のXを更新。「かなり手強そうだ。直近60試合で両リーグトップの41勝19敗。プレーオフで最も強固かもしれない先発ローテ。ブルペン陣からも打つのが難しい。さらに強力でホットなラインナップ。ドジャースは手一杯だろう」と反応している。
さらに、全米野球記者協会（BBWAA）会員のカイル・グレイザー記者は、「2020年にドジャースが勝利。22年はパドレスが勝っている。互いにとって憎き相手だ」と投稿。ドジャース専門サイト『Dodgers Nation』のノア・カムラス記者は、韓国での開幕戦を振り返りつつ、「両球団にとってなんという物語のような年なのだろう」と呟いていた。
はたして５回戦制のディビジョンシリーズでは、どんな戦いが見られるか。日本選手４人のパフォーマンスを含め、熱戦の行方に注目だ。
構成●THE DIGEST編集部
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