開幕まで3週間を切り、新シーズンへの気運が高まるNBA。今季はリーグ創設から79年目のシーズンとなるが、長年のファンほど時の流れの早さを感じているのではないだろうか。
現地メディア『FADEAWAY WORLD』は、「NBA2024-25シーズンにおいて、私たちに老いを感じさせる10の事実」と題して、今季を象徴する事象や選手の年齢にまつわるトピックを紹介している。
同メディアが挙げた10項目は以下の通りだ。
●ブロニー・ジェームズが父親のレブロン・ジェームズとプレーする
●NBAのルーキーたちは2005年生まれ
●ステフィン・カリーは37歳になる
●クリス・ポールがNBAで20年目のシーズンを迎える
●コビー・ブライアントの最後の優勝から15年が経過
●象徴的な2016NBAシーズンから9年が経過
●オクラホマシティ・サンダーが13年ぶりのファイナル進出を目指している
●ケビン・ガーネットの1995年ドラフト指名から30周年
●ジョー・マズーラはまだ36歳
●ラッセル・ウエストブルックは7シーズンで6チーム目の在籍
最初に挙げられた“ジェームズ親子の共演”について、同メディアは「2024-25シーズンの最大の話題のひとつになるだろう」と言及。
NBAで親子が同じチームでプレーすれば史上初の快挙となる。2003年にデビューし、今年12月30日に40歳となるレブロン(ロサンゼルス・レイカーズ)の息の長さに加え、04年生まれで10月6日に20歳となる息子ブロニーの成長にも改めて時の流れを感じさせる。
そのブロニーとともに今年のドラフトでNBA入りしたルーキーたちは、多くが2004年か2005年生まれ。反対にリーグの重鎮たち、カリー(1988年生まれ/ゴールデンステイト・ウォリアーズ)は来年3月に37歳となり、2005年デビューのポール(1985年生まれ/サンアントニオ・スパーズ)は節目の20シーズン目を迎える。9番目に挙げられたマズーラは昨季ボストン・セルティックスをチャンピオンに導いた指揮官で、彼はカリーと同級生だ。
そのほか、レイカーズとセルティックスが死闘を繰り広げ、コビーがファイナルMVPに輝いた2010年から15シーズンが経過。そのコビーが現役を退き、レブロン擁するクリーブランド・キャバリアーズが史上最多の73勝をあげたウォリアーズを大逆転で打ち負かしたのが、9シーズン前の2016年だ。
いずれも往年のファンなら昨日の出来事のように記憶しているだろうが、リアルタイムで見ていない新人選手や新規のファンがいても何ら不思議はないだけの月日が経っている。
開幕すれば連日アメリカ各地で試合が繰り広げられ、6月のファイナルまでノンストップで駆け抜けるNBA。来たる2024-25シーズンは、現地10月22日に幕を開ける。
構成●ダンクシュート編集部