ナ・リーグ西地区王者のロサンゼルス・ドジャースは、現地10月5日から始まるポストシーズンの地区シリーズでサンディエゴ・パドレスと対戦する。
昨オフにロサンゼルス・エンジェルスからドジャースに加入した大谷翔平は、1年目から159試合に出場し、54本塁打、59盗塁、打率.310とトリプルスリーを達成。MLB史上初となる「50-50」を成し遂げ、本塁打と打点(130)でリーグ二冠を獲得した。
昨年に手術を受けた右肘のリハビリのため、今季の大谷は全ての試合を指名打者で出場していた。公式サイト『MLB.com』によれば、ドジャースのブランドン・ゴームスGMは「ポストシーズンでオオタニが投げるのは想定していない」と登板を否定するなど、二刀流の復活は来季に持ち越されるようだ。
そんななかで韓国メディア『OSEN』は「誰よりも切望していた大谷の人生初のPS…ドジャースの先発陣は壊滅的なのに、WBCのような投手起用はなぜダメなのか」と題した記事を掲載。まずはチームの投手陣の現状について紹介した。
【画像】大谷翔平&真美子夫妻の“仲睦まじいツーショット”写真を厳選してお届け! 愛犬デコピンも登場「タイラー・グラスノーは、肘の腱炎でシーズンアウト。クレイトン・カーショウも左親指の痛みから離脱し、ポストシーズンの復帰は可能だが、どんなコンディションになるかは未知数だ。また、11勝を収めたギャビン・ストーンも肩の炎症で出場できない。
ボビー・ミラーは不振で、山本由伸は右肩の負傷で3か月近く離脱したあとに、最大5イニングを消化しただけだ。しかも5日間の休養明けの登板だっただけに、タイトな日程に対応できるかは分からない」
そして、大谷の状況についても「先月、ブルペンピッチングで最高93マイル(149.7km)の球速を記録するなど、リハビリは順調に進んでいる」と説明。そのうえで打者専任の継続に関しては、次のように見解を示した。
「天下のオオタニであっても、怪我から復帰したばかりの投手を短期決戦の絶体絶命の瞬間に投入するのはリスクがある。ドジャースは無理をさせる必要がないと判断したようだ」
初となるメジャーでのポストシーズンでも、圧巻の一振りでチームを勝利に導けるか。
構成●THE DIGEST編集部
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