ついにポストシーズンに突入したMLB。現地10月5日からは「ディビジョン・シリーズ」が開幕し、大谷翔平を擁するロサンゼルス・ドジャースがいよいよ登場する。対戦相手はワイルドカードを勝ち上がってきたサンディエゴ・パドレスに決定した。ダルビッシュ有、松井裕樹と大谷との侍ジャパン対決にも俄然注目が集まる。
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史上初の快挙となる「50本塁打-50盗塁」を達成するなど、打者専任のレギュラーシーズンで猛威を振るった大谷。ナ・リーグの本塁打王(54本)&打点王(130点)に輝き、日本人初のトリプルスリーも成し遂げた。打率(.310)と盗塁(59)はリーグ2位ながら、OPS(1.036)、長打率(.646)、塁打(411)と実に10を超える項目でトップに立ったのである。
さまざまなデータやスタッツが集計されるMLBだが、米スポーツメディア『Sportico』で分析を担当するレブ・アカバス記者もまた、興味深い集計データを紹介している。自身のXを更新し、過去4年間(2021年~24年)のWAR合算値でランキングを作成したのだ。WARは走攻守を総合的に算出して勝利への貢献度を示すスタッツ。MVPの投票権を持つ記者たちが、選考の参考にしているともされる数値だ。
アカバス記者が米ESPNのWARデータを基に完成させたトップ10で、ダントツの数値を叩き出したのが大谷である。「ショウヘイ・オオタニは2021年以降のWARにおいて、大きな差をつけてのMLBリーダーだ」と紹介。その数値は「37.9」で、2位で「31.8」のアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)に6.1ポイントもの差をつけている。
今季は打者専任で守備面での上積みが見込めなかった大谷だが、それでも各社が最終的に弾き出したWARの値は「9.0前後」と圧巻で、こちらもナ・リーグでダントツだった。
X上でアカバス記者が公開した「WARランキング:2021-2024」は以下の通りだ。
1位:大谷翔平(ドジャース) 37.9
2位:アーロン・ジャッジ(ヤンキース) 31.8
3位:フアン・ソト(ヤンキース) 26.1
4位:ホセ・ラミレス(ガーディアンズ) 24.6
5位:マーカス・セミエン(レンジャーズ) 24.3
6位:ムーキー・ベッツ(ドジャース) 23.7
7位:ザック・ウィーラー(フィリーズ) 23.0
8位:フレディ・フリーマン(ドジャース) 21.9
9位:オースティン・ライリー(ブレーブス) 21.3
10位:フランシスコ・リンドーア(メッツ) 21.2
構成●THE DIGEST編集部
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