「大変稀にみる…」大井競馬3Rで、まさかの珍事!5頭→2頭立てに実況アナ動揺隠せず。“一騎打ち”にファン笑撃「馬連と馬単いる?」

 まさかの珍事だ。

 10月4日、大井競馬の第3レース(2歳新馬、ダート1400メートル)が5頭立てで実施する予定だったが、2頭が出走取消、1頭が競走除外となり、なんとたった2頭でレースが行なわれた。

 目を疑う光景だった。パドックでは2枠2番カミュ(牡、大井・松浦裕之)と5枠5番ライジンバローズ(牡、福永敏)の2頭が、ぐるぐるとサークルを周回するのみ。レース直前の実況アナウンサーは「大変稀にみる2頭の対戦になりました…」と動揺する場面もあった。

 無論、レースは文字通りの一騎打ちだ。好スタートを切ったライジンバローズの逃げをカミュが追いかける形となったが、直線半ばでカミュが交わすと一気に突き放して、最後は8馬身差で余裕のある勝ちっぷりだった。

 珍しい2頭立てのレースだったがスタンドからは大きな拍手が起こり、観客は両馬の健闘を称えていた。
  東京シティ競馬(TCK)の公式Xは同レースのハイライトを午後5時過ぎに投稿。「3Rの新馬戦は、吉井章騎手騎乗のカミュが勝利 スタートで出遅れるも終わってみれば、1番人気相手に8馬身差をつけての圧勝! 一騎打ちを見事制しました おめでとうございます」と報告。多くの反響が寄せられた。

 地方競馬で起こった珍事には競馬ファンも即座に反応。「これ、面白い」「日本でこんなアメリカンなレースを拝めるとは思わなかった」「実況も喋ることが少なすぎて辛いな笑」「馬連と馬単の馬券いる?2頭立てなら、単勝と一緒じゃんww」など、コメント欄は活況を呈している。

構成●THE DIGEST編集部

【関連記事】すべては凱旋門賞を獲るため――。「世界の矢作」が自信を持って送り込むシンエンペラーは日本競馬史を塗り替えるか
【関連記事】【名馬列伝】「グレード制導入」の変革時代に現れた”最強マイラー”ニホンピロウイナー。短距離路線の先駆者が新時代の扉を開いた
 
【関連記事】【名馬列伝】ウオッカ、ダイワスカーレットが築き上げた“牝馬の時代”を継承したブエナビスタ。顕彰馬クラスの実績を刻んだ名牝物語