じつは熱い「なんでもグランドバトル」と「なんでもグランプリ」
中村 「グランドバトル」では、集計の時間を使って「なんでもグランドバトル」っていうコーナーがあるんですけど、あれで1位を獲ることこそ難しいです。MCの先輩の「なんかある人~!?」で手を挙げていかないといけないんで。でも、その用意がないから何とか誰かが時間を稼ぐっていう難しさはあります。
3人 はははは(笑)。
橋本 あの時間がいちばん難しいよな? ネタも大事やけど、あのコーナーも「どうしよう?」ってなります。でも、そこでいくらがんばったところで「グランドバトル」の投票が終わったあとなんで、ランキングには何の影響もしません。それやのに、みんなめっちゃがんばる。それこそが、まさに“芸人”やな! って感じますね。「グランドバトル」ってなると、観てくれてるお客さんもちょっとピリついてしまうから、「ふだんと変わらんよ! 僕らはいつもどおりですよ!」っていう意識で楽しんでいただくために、そうやってます。
出典: FANY マガジン
中村 「なんでもグランドバトル」って45分くらい、しっかり腹が減るくらいあるんで、お客さんがリラックスして楽しんでもらいたい、というのはありますね。もし次回、チャンピオン対談をやるなら1部から3部の「なんでもグランドバトル」チャンピオンでやってもらいたいですね。でも、不思議なもんで、終わったら一切の記憶がないんです。誰がチャンピオンになったのかも毎回、覚えてません。
家村 「Kakeru翔GP」でも「なんでもグランプリ」というのがありますよ。
中村 あるんや!?
家村 タレンチのコバタさんは7連覇ぐらいしてます。
高松 最近は、あんよの日っていう、それこそ新進気鋭の男女コンビが出てきてショートほっこりコントをしたりして。
中村 「なんでもグランドバトル」に出てほしいぐらいや。
高松 「グランドバトル」には、コバタさん枠はいないんですか? 連覇してるような方。
出典: FANY マガジン
中村・橋本 えぇ~……?
中村 ほんまに記憶がないねん。実は連覇してる奴がおるかも知れんけど、本人しか覚えてないかも知れへん。
高松 僕、そういえば「なんでもグランプリ」、出ましたよ。
家村 やっぱり出た奴は覚えてるんですね。
高松 サムギョプサル屋で4年間、働いていたんで、50音で何を言われても、そのサムギョプサル屋で4年間、ホンマにしゃべったことあることを言えます。
中村 じゃあ、「さ」。
高松 「サムギョプサル、焼いていきますね~」
3人 あぁ~……!
高松 「さ」やったら、そらそうなるでしょ(笑)。
出典: FANY マガジン
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「2カ月に1回開催は大相撲と一緒」
——芸人さんにとっていろんな賞レースがありますが、2組にとって「グランドバトル」「Kakeru翔GP」はどんな位置づけですか?
橋本 弁当箱があって、ごはんの部分が「キングオブコント」や「M-1」だとしたら、「グランドバトル」は“左上”ですかね。
——おかずでしょうか?
橋本 うーん……弁当によりますかねぇ。
3人 わははは(笑)。
中村 じゃあ、どんな弁当かを言えよ。
橋本 僕は左利きなんで、ごはんを食べたあとにこう伸ばして。ごはんの近くではあります。つねに近くに感じている“重要な位置”、という感じでしょうか。
中村 僕は、ひと言で言ったら、靴。
家村 革靴……とか?
中村 靴によるなぁ~。
家村 ですよね。
中村 漫才劇場に所属していたら、「グランドバトル」には出なあかん。「芸人」と「グランドバトル」、ペアで行きたい、みたいなことです。所属してたら、絶対出ないとあかんし、勝たなあかんっていう。
出典: FANY マガジン
家村 靴が「右」と「右」でもダメですもんね。
中村 そう。マンゲキ所属である限り、「バトル」と「バトル」でもあかんし「芸人」と「芸人」でもあかん。「芸人」と「グランドバトル」でないとあかん。
高松 すばらしい……!
——では、ぐろうさんにとって「Kakeru翔GP」はどんな位置づけでしょう?
高松 「Kakeru翔GP」は、サニーレタス。サムギョプサルには欠かせないものだから。サムギョプサルにはサニーレタスが絶対欠かせないように、若手芸人には絶対に欠かせないものです。
中村 サムギョプサルは、そのままで食えるんじゃないの?
高松 いや、全然わかってないです。また食べ方を教えますわ。ここで言うとネタバレになるから。
中村 「なんでもグランプリ」のな(笑)。
家村 僕は本当に、「大相撲やな」って思ってます。2カ月に1回、命懸けで戦うじゃないですか。力士さんは15日ですが、僕らはこの1日に向けて2カ月間の集大成をぶつける。そして“横綱”を決める、という。だから、一緒だなと思いました。
出典: FANY マガジン
中村 大阪場所だ!
家村 そうです! マンゲキなんで、つねに大阪場所ではあるんですが(笑)、今回は夏場所。大相撲は奇数月で、「Kakeru翔GP」は偶数月なんです。力士の皆さんに勇気をいただいて、来月がんばる。僕は、そういうサイクルでがんばっています。