日本バレーボール協会会長の川合俊一氏が10月2日に放送された、フジテレビ系のバラエティ番組「ぽかぽか」に生出演。バレーボール人気を高めるために行なった“3つの改革”を明かした。
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番組内で川合氏がバレーボール協会会長就任後の男子日本代表の世界ランキングを公開。川合氏が会長就任前の2021年8月は11位だったが、就任後の22年9月には7位、翌年の23年10月には4位に上昇し、さらにパリ五輪前の24年6月には2位にまで昇りつめたことを紹介した。
これに対して川合会長は「まずやったことは….人から見られると頑張らなきゃいけないじゃないですか。人から見られるために(行なった)作戦としては、今までは監督が全部取材を受けるとか、受けないとか、決めちゃったりして、メディアの取材を受けるのが嫌な監督は全部断っちゃたりするから、露出がなかった」と話した上で、続けて「だから、会長になって一番最初にやったことは、(男女)両監督を呼んで、監督は強くするためにあるんであって、それ以外の事は広報がいるんで、広報と監督は同列だと、だから練習が終わったらあとは広報が全部しっかりとやる」と自身が真っ先に実施した改革を明かした。
さらにその上で、川合会長がさらに男子バレーボール人気を上げるために行なった“3つの改革”を紹介。一つ目の改革として、「YouTubeなどのSNSで選手の裏側を発信」と題したタイトルが読み上げられると、川合会長は、同改革のアイデアについて「裏側って他の競技でも結構、サッカーとか、ロッカールームの(映像が)あったりするから、ああいうのは前からやった方が良いと思ってたから、会長になった瞬間にやれーって。選手も最初は嫌がってたけど、だんだん(映像を)回す人と仲良くなっていくから…(特に髙橋)藍は関西の人だから、良く分かってるんですよ」と明かした。
また二つ目に「自身のコネクションでメディア露出を激増させた」といった改革を行なったことが紹介されると、川合氏は「これまでスポーツキャスターをやってきて、新聞社や雑誌社の人とか、色々飲んだり、食ったりしてるから、色んなつながりがあって、会長になった時に知り合いのメディアの人に『1回でいいからやって』って言って、『会長1回だけですよ』みたいな感じで数社が1回ずつぐらいやると、他のメディアが『バレーすげえな!ウチでもやらなきゃ』てなって、評判が良いともう1回やろうかなみたいな、それで一気にぶわぁーって集中して(記事が)出た時期があった」と裏話を明かした。
前述の改革で、今年7月10日に男子日本代表の高橋藍が雑誌「anan」のスペシャルエディション表紙を飾ったことについて、川合会長は「anan見る人って、あんまりバレーボールと繋がらないでしょ、こういう全然関係ない雑誌に出ることで、誰だろうこの人ってなって、全然違うファン層が広がる」と広報戦略の狙いを明かした。
そして、三つ目の改革に「選手の移動をビジネスクラスに変更」とスタジオで発表されると、川合氏は「僕らの時代はずっとエコノミーなんですよ、しかもブラジルに行くのもエコノミーだったんですよ。で、2日間ぐらい身体が動かないんですよ。予算が無いから試合の2日前ぐらいに入って、動かない状態で入るから海外で勝てる気がしない。そういった経験があって、選手のときにバレーボール協会の偉い人はビジネスで移動して、俺らはエコノミーで、ってずっと文句言ってた人間が上に(会長に)なっちゃったから、アジアは勘弁してもらって、ヨーロッパとか南米とか、北米とか、遠いところはビジネスにした」と自身の経験を基に行なった改革を明かした。
また、同会長は「選手からはこの改革(ビジネスクラスへの変更)が一番好評だった」とも話していた。
こうした川合会長自身の経験を基に行なった改革についてスタジオからは「えーーー!」「すごい…」「うわ、戦略家!」「すげえな!」「遊んでたことが無駄にならない!笑」などと、驚きの声が挙がった。
構成●THE DIGEST編集部
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