MLBナ・リーグ地区シリーズが現地10月5日から始まる。ワイルドカードシリーズを連勝で制したサンディエゴ・パドレスがレギュラーシーズンを最高勝率で終えたロサンゼルス・ドジャースに挑む今回のカード。LAの名門球団を地区優勝にけん引し、今回がポストシーズンデビューの大谷翔平がどこまでできるか、逆にパドレスが大谷を抑えられるかが注目されている。
【画像】大谷翔平&真美子夫妻の“仲睦まじいツーショット”写真を厳選してお届け! 愛犬デコピンも登場 MLB公式サイトは現地10月3日、匿名の選手数名への取材で明らかになった“大谷対策”を紹介。ナ・リーグの投手は大谷の“ミスを見逃さない”という特徴を挙げ、「良い投球をして、彼がアウトになることを祈るしかない。彼は良い球を打つ。投手のミスを見逃さず、それでダメージを与えるんだ」と話した。
また、ナ・リーグの捕手は大谷を抑えるプランはあるものの、パターン化すると研究熱心な大谷の餌食になってしまうと指摘。「ミックスしなければならない。同じ場所に同じスピードで投げることはできない。そして彼は打ちそこなっても、打球がとても速いのでヒットになってしまうから大変なんだ」と語った。
ただ一方で、別の投手は大谷に対して低め、外側のボールなどで意識を下方向に向け、フルカウントでインハイのボール球で空振りを誘ったものの、それは54本塁打の1本となってしまったといい、策を講じてもそれが実を結ばないことも多いという。
また、ゾーンを満遍なく打つことができ、6つの変化球に対してエリート級の成績を残している大谷の“隙の無さ”に言及する投手も。「唯一の希望は逃げないことだ。自分の最高のものを持って彼に立ち向かう」と、弱点を突くのではなく、自身の強みを発揮することが一番の“大谷対策”であると話しており、多くの選手は「ベストを祈るしかない」と回答したという。
同メディアも「幸運を!」と結論付けているように大谷撃破の特効薬などなく、それぞれの投手の最高の投球を見せるしかないのかもしれない。
構成●THE DIGEST編集部
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