ついに偉才が明日、ポストシーズンデビューだ。
現地10月５日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は、本拠地で行なわれるサンディエゴ・パドレスとの地区シリーズ初戦に出場予定。メジャー７年目でついに辿り着いたポストシーズンの舞台だが、はたしてどんなパフォーマンスが見られるだろうか。今季ここまで快進撃を見せてきた日本人スターの存在には、敵将も警戒心を露わにしている。
現地４日、前日会見で「オオタニを抑え、出塁させないための鍵は？」と報道陣に問われたパドレスのマイク・シルト監督は、「教えない」と笑顔と浮かべると、「彼は素晴らしい選手であり、歴史的な年を過ごしてきた」と偉才の活躍ぶりを称賛。「ただ、僕らのプランにも手応えを感じている」と“大谷対策”に自信をにじませた。
また、「後ろにMVP級の選手が２人いる。中でもムーキー（・ベッツ）は、右腕からも左腕からも打つ非常にニュートラルな選手だ」と続け、ビッグ３攻略の難しさを口にしたシルト監督。「これまでオオタニに左投げを起用することが多かったが、それは僕らの好みだ。うちに左投げの良い投手が多い」と語り、その後も次のように力を込めている。
「競争から逃げたいとはあまり思わない。彼（大谷）に敬意を表するし、非常に優れた選手なのは明らか。ただ私は、同時にうちの選手たちも信頼している。競争とはそういったものだ。このシリーズでオオタニを敬遠し、ムーキーとの勝負を試す時があるかもしれない。本当に状況次第だが、僕らにはオオタニを打ち取る力があると思う」
注目の第１戦は、日本時間６日の午前９時38分に試合開始。彼らの白熱した戦いに期待だ。
構成●THE DIGEST編集部
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