値千金の一発が飛び出した。
現地10月5日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は1番・指名打者でサンディエゴ・パドレスとのプレーオフに先発出場。2回の第2打席で同点3ランを放ち、ポストシーズン(PS)初の本塁打をマークした。
メジャー7年目で迎えた初のPSで大谷が吠えた。先発の山本由伸が初回に3点を失ったドジャースは2回無死一、二塁の好機を作る。しかし、トミー・エドマンが三振、続くミゲル・ロハスが二飛で走者を進めることができず、大谷に打席が回る。強烈なMVPコールがスタンドで沸き起こるなか4球目高めの速球をフルスイングすると、打球はあっという間に右翼スタンドに突き刺さり、ドジャー・スタジアムは熱狂に包まれた。
手応え十分の大谷はスタンドインするとバットを投げ飛ばすほど感情を爆発し、ダイヤモンドを一周しながらベンチを煽った。
この一発に米記者も即反応。ドジャース専門サイト『Dodgers Nation』のノア・カムラス記者は「ショウヘイ・オオタニがポストシーズン初のビッグチャンスであり、彼はそれを成功させた。オオタニはディラン・シーズから3ランホームランを放ち、3対3の同点に追いついた」と報告すると、「なんてことだ…」と脱帽した。
レギュラーシーズンで54本塁打、130打点の打撃2冠に輝き、リーグ2位の打率.310、59盗塁をマーク。メジャー史上初の「50本塁打-50盗塁」を達成するなど記録ずくめの1年を過ごした大谷。ロサンゼルス・エンジェルス時代には味わえなかった大舞台でも、日本のスーパースターはド派手な活躍をみせている。
構成●THE DIGEST編集部
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