大物スターも大興奮だ。
現地10月5日、ロサンゼルス・ドジャースは本拠地で行なわれた地区シリーズ第1戦でサンディエゴ・パドレスと対戦した。1番・指名打者でスタメン出場した大谷翔平が3点を追う2回に一時同点となる3ランホームランを放つなど、5打数2安打3打点の大活躍。激しい打ち合いをドジャースが7対5で制した熱戦には、米ハリウッドを代表する俳優も興奮を隠せなかった。
ドジャースの先発は山本由伸。初回に4番マニー・マチャドに2ランを浴びるなど3点の先取点を献上する苦しい立ち上がりだった。だが2回に大谷が右翼スタンドに同点3ランを叩き込み、一気に試合を振り出しに戻した。
ところが3回に再び山本が2点を失いパドレスに勝ち越しを許す。結局、日本人右腕は3回5安打5失点、1奪三振で降板。ポストシーズン初登板はほろ苦いマウンドとなった。
2点を追うドジャースは4回1死一、二塁で大谷がバットを折りながら中前打で満塁のチャンスを広げると、4番テオスカー・ヘルナンデスの2点適時打で逆転。この試合初めてリードを奪うと、5回にも追加点を挙げて点差を2点とした。
そして、7回の攻撃前にドジャー・スタジアムが大きく盛り上がる場面があった。
球場の場内ビジョンに米人気俳優のブラッド・ピットが観戦に訪れている姿が映し出され、観客は大盛り上がり。カリフォルニア州の日刊地方紙『Pasadena Star-News』の専属フォトグラファーであるキース・バーミンガム氏はバックネット裏の席に座るブラッド・ピット氏の姿を逃さず激写。白い帽子を被り、ドジャース・ブルーのタオルを持って熱心に応援する様子を自身のXに投稿すると、コメント欄には「えっ!? 観てたの!」「ブラピが会場にいる!」「めっちゃノリノリじゃん」「楽しそう」など、多くの反応が寄せられた。
映画界を代表するムービースターも夢中になったドジャースとパドレスの頂上決戦第1ラウンド。ホームランと打点の打撃二冠をはじめ、レギュラーシーズンをハイスタッツで終えた大谷が、初の大舞台でハリウッドスターに負けない眩い存在感を放った。
構成●THE DIGEST編集部
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