「膳場さんがカープをディスってる」「いっかい広島球場に来てほしい」「カープファンは黙ってない」といったリアクションが寄せられたのは、10月6日放送のTBS系「サンデーモーニング」。スポーツコーナーで今年のプロ野球ペナントレースを振り返り、広島カープの“歴史的転落劇”を取り上げたのだが、メインキャスター・膳場貴子の一言が物議を醸している。

 番組では広島カープのBクラスが決定した10月2日のヤクルト戦を振り返った。2回までに5点を献上し、結果は3対5で敗戦。スポーツ担当の唐橋ユミアナウンサーは、「8月を首位で終えながらも9月は5勝20敗。10月に入って2連敗。歴史的な大失速でまさかの4位。DeNAの3位が決まりました」と伝えた。

 スタジオでは膳場アナがご意見番のプロ野球解説者・上原浩治氏に「上原さん、どうなんでしょう? 広島って一時は優勝するのでは? と言われてましたけど」と話を振ると、上原氏はこう語った。

「9月以降の戦い方、8月でバテたっていうのもあると思うんですよね。やっぱり外でやってるんで。今年の夏は暑かったじゃないですか? そういう影響も間違いなくあったと思います」

 これに膳場アナは「でも、みんな暑かったですよ」と疑問を呈し、上原氏は「でも、ドームを本拠地にしているチームっていうのはそういうところもありますし、あとはピッチャー陣ですね。先発も中継ぎもみんな悪くなってますからね、9月以降、成績が。そういうところで影響していると思います」と解説した。

「スタジオでは、改めて『5勝20敗』という広島カープの9月の戦績を紹介。フリップを使って、9月1日に首位だったチームがBクラスに転落するのは史上初のことだと説明していました。上原さんはこの歴史的転落について、屋外球場をホームにしているため、夏の酷暑の影響を受けたのではないかと推察。マツダスタジアムでは9月にデーゲームが5試合組まれ、2勝3敗と負け越し。残暑厳しい広島では夜になっても気温が下がらず、ナイターでも体力を消耗したことでしょう。同じく屋外球場を本拠地とする阪神やDeNAがAクラスになったとはいえ、『みんな暑かった』という膳場さんのコメントは、広島カープの失速を嘆くファンに追い打ちをかける形となってしまったかもしれません」(メディア誌ライター)

 来シーズンはデーゲームの試合数削減も含め、抜本的な改革が求められそうだ。

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