経験豊富なベテランが大舞台で圧巻の投球だ。
現地10月6日、サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有は、敵地ドジャー・スタジアムで行なわれたロサンゼルス・ドジャースとの地区シリーズ(5試合制)第2戦に先発登板し、7回3安打1失点でチームの勝利に貢献した。ナ・リーグ西地区の終盤戦で首位攻防戦を繰り広げたライバル球団との大一番は、これで1勝1敗のタイとなっている。
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今季のポストシーズン初登板初先発で好投。初回からMVPトリオを三者凡退に討ち取ると、2回無死満塁からギャビン・ラックスの犠飛で1点を許したものの、最少失点で踏ん張り、さらに3、4、6回も三者凡退で抑えるなど、強力なドジャース打線を封じ込めた。この日は、大谷翔平との直接対決も3打数無安打だ。
38歳右腕の快投を受け、米サンディエゴ地元ラジオ局『KLSD』のマーティ・キャスウェル記者は、自身のXを更新。「ダルビッシュ、なんて見事な投球なんだ。(フェルナンド・)タティースJr.と(ジュリクソン・)プロファーに多くの話題が集まると思うが、絶対に勝たなければならない試合で、相手打線を圧倒した」と称賛している。
さらに米メディア『Jomboy Media』のライアン・コーエン記者は、「ダルビッシュのことを心からうれしく思う」とXに投稿。「今年は、肉体的にもフィールド外でも多くのことを経験してきた。ポストシーズンでこのような投球を見せているのは、本当に特別なこと。サンディエゴはユウのことが大好きだ!」と力強く呟いた。
熾烈な戦いが繰り広げられているドジャースvsパドレス戦。日本時間9日の第3試合は、会場をサンディエゴのペトコ・パークへ移して午前10時8分にプレーボールだ。
構成●THE DIGEST編集部
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