懐疑的な意見も少なくなかったが...破竹の勢いで15勝! 今永昇太の1年目を米野球専門サイトが激賞!“懸念材料”を指摘も2年目の活躍にも太鼓判

 シカゴ・カブスの今永昇太は、メジャー1年目の今季、個人として印象的なパフォーマンスを続けた。

【動画】シーズン最終登板でまた快投! 今永昇太、ナショナルズ戦で今季15勝目をマーク
 日本人左腕として初の15勝に到達し、ナ・リーグ3位となる防御率2.91をマーク。また勝利数、防御率、さらに奪三振174はいずれもチームトップの数字であり、エースに位置付けられる成績を残している。7月にはオールスターゲームにも出場するなど、まさに文句のつけようのないシーズンを送った。
  昨年オフ、メジャー移籍の意思を示し、今年1月にカブス入団を果たすも、30歳の年齢なども話題となるなど米球界挑戦に懐疑的な意見も少なくなかった。それでも、4月の初登板以降、破竹の勢いで勝ち星を積み上げるなど、存分にポテンシャルを発揮し2024年シーズンを駆け抜けた。

 今季、堂々たるピッチングを披露して米国内を驚かせた今永に対し、米メディア『MLB Trade Rumors』も来季の活躍に早くも太鼓判を押している。

 現地時間10月6日、今永の特集記事を配信しており、昨オフのフリーエージェント投手の中で今永が際立った存在であるとの評価を送っている。さらに同メディアは、「総合的に見ると、彼は今季2.91の防御率を記録し、25.1%の奪三振率で、今年の規定投球回をクリアした投手の中で16位に入った。この奪三振能力に加え、四球率もわずか4%にとどめた。この数字は、今年のMLB全体でジョージ・カービー、マイルズ・マイコラス、ザック・エフリンに次ぐものだ」などと賛辞を並べた。

 その上で、「イマナガの2024年のパフォーマンスがすべて圧倒的だったわけではない」とも綴っており、「イマナガは27本のホームランを許し、これは今年の規定投球回をクリアした投手の中で9番目に多いミネソタ・ツインズの右腕ベイリー・オーバーと並ぶ数字だ」と指摘。同メディアは「昨冬に懐疑的な見方を招いたのと同じ弱点、すなわち本塁打を許しやすい傾向にある」とメジャー移籍時からの懸念通りの結果だったと説いている。

 また、その他の指標にも触れながら、2年目では今季ほどの成績が残せない可能性もあるとしながらも、「とはいえ、仮にイマナガの成績が落ちたとしても、カブスにとってはエースのジャスティン・スティールに次ぐ優れた第2先発投手として問題なく起用できるだろう」と評し、来季の好パフォーマンスへの見込みを示している。

メジャーリーガーとして高いレベルで活躍し、野球ファンを沸かせ続けた今永。来季もさらなる成長を遂げ、カブス先発陣を引っ張っていってくれることを期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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