「何も学んでいない」パドレスのマチャドがドジャースベンチにボールを投げ込む映像公開…ド軍ロバーツ監督やファンが批判も「話が大げさ」「何でもない行為」と米賛否

 現地10月8日に行なわれる地区シリーズ第3戦、ロサンゼルス・ドジャース対サンディエゴ・パドレスを前に両チームの感情が渦巻いているようだ。6日にドジャー・スタジアムで行なわれた第2戦で、パドレスのマニー・マチャドがドジャースのベンチに向かってボールを投げ込む映像が公開された。米メディア『The Athletic』によると、ドジャースがその映像をMLB機構に提出したという。

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 マチャドが投げたボールの先には、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督がいた。ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』によると、ロバーツ監督は7日に行なわれた第3戦の前日会見で、「(マチャドは)意図を持ってボールを投げた。(ボールはベンチ前の)ネットに当たったので、私に当たってはいないが、気になる行為だ。もし私に向かって投げたとしたら無礼だね」とマチャドの行為を痛烈に非難した。

 マチャド本人は「ボールボーイのいるベンチにボール投げるのはいつものこと」と平然。「わたしはすでにページをめくっている。明日(8日)はファンの前でプレーできることを楽しみにしているし、非常に優れたチームとの対戦に備えている」と語った。

 6日の第2戦では両軍がヒートアップする場面が何度もあった。

 1回裏にドジャースのムーキー・ベッツが放った本塁打性の大飛球を、左翼手ジュリクソン・プロファーが腕を伸ばして好捕球。プロファーはスタンドに向かって何度も飛び跳ねて、落胆するドジャースファンを煽った。ベッツの打球は完全にフェンスを越えていた。

 6回表には、ドジャースの先発ジャック・フラハティがフェルナンド・タティースJr.にぶつけてしまい、ベンチのマチャドが激高。そのイニングで三振に抑え込まれたマチャドがフラハティと激しく言い合った。

 7回のドジャースの攻撃の際には、ヒートアップしたスタンドの観客がグラウンド内にボールや缶を投げ込み、試合は一時中断。両チームの選手や監督が言い争うなど、緊迫した雰囲気となった。
  そんななかで、マチャドのドジャースベンチへのボール投げ込み映像が公開され、ロバーツ監督のコメントが大きな話題となった。ドジャースファンは「永久追放だ」「出場停止だろう」「マチャドは何も学んでいない」「MLBは徹底的に調査してくれ」などと声を荒げた。

 一方で、「ただボールを返しただけだろ」「何でもない行為じゃないか」「ボールはバウンドしているし、何も狙っていないと思う」「リトルリーグでよくあるよ」「なんて臆病者だ」「話が大げさになっている」「できれば試合に集中してほしい」など、冷静な米ファンもいた。

 会場をパドレスの本拠地ペトコ・パークに移して行なわれる第3、4戦は、どのような試合になるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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