「生き返ると信じている」大谷翔平のドジャース、“22打数無安打”ベッツの1番復帰を検討せず「彼は状況を恐れていない」ド軍指揮官が信頼

 現地10月8日、ロサンゼルス・ドジャースは敵地でサンディエゴ・パドレスと地区シリーズ第3戦を戦う。ドジャー・スタジアムでの2試合を終えて1勝1敗。イーブンの状況で敵地に乗り込むドジャースで注目を集めているのが、2018年のMVP受賞者ムーキー・ベッツだ。

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 ベッツは22年以来、ポストシーズンで22打数無安打と安打を記録していない。今プレーオフでもパドレスとの初戦で2打数無安打。第2戦では、完全にフェンスを越えながら左翼手ジュリクソン・プロファーに好捕されて本塁打を逃してしまい、結局、4打数無安打に終わっている。

 そんなベッツに対して、しかしドジャースのデーブ・ロバーツ監督は変わらず信頼を置いている。地元紙『Los Angeles Times』によると、ロバーツ監督は「生き返ると信じている。才能があることは分かっているし、彼は明らかにこの状況を恐れていない。心配しすぎず、とにかくいい精神状態で打席に入ってもらいたい」と語った。
  結果が出ないベッツに対して、報道陣から慣れ親しんだ1番に戻すプランはあるのかと聞かれたロバーツ監督は、「確かに、それについての議論はあった。彼自身に打順について言及した」と明かし、続けて、大谷翔平とベッツの打順を入れ替えることはないと語った。「現時点で入れ替えることに、あまり意味はない。ショウヘイは数多く得点しているし、今それを必要としているとは思えない」と答えている。

 第3戦の前日練習中にロバーツ監督のほか、グラウンドでメンタルスキルコーチのブレント・ウォーカーと数分間会話をかわしたベッツは、300から400スイングの打撃を行ない、「まだやるべきことがある。これが現状だ」と明かした。

 はたしてパドレスとの地区シリーズ第3戦で、どのような打席を見せてくれるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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