「香水をつけるのは絶対NG?」大人なら知っておきたい“カウンター寿司のマナー・NG行為”を600店以上巡った寿司リーマンに聞いたの画像一覧
接待やちょっと贅沢なデートなどで稀に訪れる機会がある高級寿司店。決して頻繁に訪れないからこそ、お作法やマナーにドキマギしてしまう人も多い。言ってはいけないワードがあるのか?ドレスコードはあるのか?
今回は1,000日以上連続で寿司を食し、600店以上の寿司店を巡ったことのある「寿司リーマン」さんに、カウンター寿司でのマナーを聞いた。
「あがり」「おあいそ」は間違いだが、気にするほどのことではない
カウンターで寿司職人と向き合うタイプのお寿司屋さんでは、恥ずかしくない振舞いをしたいもの。たとえば、「あがり(お茶)ください」「おあいそ(お会計)お願いします」などは店側が言うのはOKだが、客から言うのはカッコ悪いともされているが……。
「カウンターのお寿司屋さんってフレンチやイタリアンと違ってその店にいる人が一心同体な感じがしますよね。そのため、最も大切なマナーでは、他のお客さんや寿司職人などの周りの方に迷惑をかけないこと。それぞれの距離が近いので慮ろうよ、ということが基本です。そういう意味では『あがり』や『おあいそ』は間違っているかもしれないけど、他のお客さんにも寿司職人迷惑はかけていないので、個人的にはそこまで気にする必要はないと思います」(寿司リーマンさん)
たしかに「あの人わかってないな~」とは思うかもしれないが、迷惑がかかるというほどのことはない。
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1. 香水をつけるのは絶対NG
寿司リーマンさんが最も「迷惑!」と指摘するのは、香水をつけて寿司店に行くこと。
「最近は有名になってきているとは思いますが、それでも寿司店に香水をつけてくる人がまだまだいます。これはもうダントツでNGです。以前とある店で、香水の匂いがキツイ方が一瞬だけお店入ってきたことがありました。予約していたお店を間違えていたようで、10秒くらいですぐに店を出て行かれたのですが、それでも店内にはかなり匂いが充満してしまって……。その後お店の方はかなり換気に苦労していました」(寿司リーマンさん)
たった10秒でもかなり迷惑をかけるのだから、その店で食事をするとなれば影響はかなり大きくなる。店によっては「帰ってください」と言われ、その後出禁になることもあるという。
「お寿司は繊細な食べものですから、香りの強いものが近くにあると味がわからなくなってしまいます。なのでお店の方もかなり気にしていますね。すごく近づいたらわかる程度の柔軟剤やせっけんの香りならそこまで気にする必要はないと思いますが、自分ではわからないことも多いため、できるだけ匂いがしないように気をつけてほしいです」(寿司リーマンさん)