野球の日本代表を率いる井端弘和監督は10月9日、都内で11月に開催される「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2024 日本 vs チェコ」及び「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」に臨む代表メンバー28人を発表した。初選出が10人とフレッシュな顔ぶれが名を連ねた一方、意外な選手が選考から漏れた。
昨年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界一を奪還した侍ジャパン。出場したメンバーのなかでは、2年連続リーグ本塁打王に輝いた岡本和真(巨人)やDeNAの主砲である牧秀悟、守備職人の源田壮亮(西武)らが順当に選出された。一方で、今月5日の広島戦で自打球を受けて「右母趾末節骨骨折」と診断された村上宗隆(ヤクルト)、右足首を負傷している近藤健介(ソフトバンク)の選外は致し方ないが、佐々木朗希(ロッテ)、宮城大弥(オリックス)、中野拓夢(阪神)、甲斐拓也、周東佑京(ともにソフトバンク)らは招集されなかった。
井端監督は佐々木について、「実力は知っていますし、それ以外のところで、さらにいいパフォーマンスを出してくれる投手がいたということ。(今季は)途中で怪我とかもされていましたので、そういうところを含めて今回は見送った」と説明するにとどめた。
他にも、チーム17年ぶりとなる新人二桁勝利(10勝6敗)に到達した西武の左腕・武内夏暉や今シーズン全143試合に出場して打率.288、163安打のキャリアハイを更新し、リーグ最多安打のタイトルを初めて獲得したヤクルトの23歳、長岡秀樹も選ばれず。ヤクルトは投手を含め12球団で唯一選出がなく、最も多く選ばれたのは巨人、日本ハム、楽天の4人だった。
主な選出漏れ選手は、以下の通り(★は2023WBC代表)。侍ジャパンは来月9、10日にバンテリンドーム ナゴヤで行なわれるチェコとの強化試合を経て、同13日のプレミア12開幕戦(名古屋)でオーストラリアと初戦を戦う。
<投手>
★佐々木朗希(ロッテ)
★宮城大弥(オリックス)
★栗林良吏(広島)
森下暢仁(広島)
今井達也(西武)
武内夏暉(西武)
桐敷拓馬(阪神)
河野竜生(日本ハム)
<捕手>
★甲斐拓也(ソフトバンク)
★大城卓三(巨人)
山本祐大(DeNA)
森友哉(オリックス)
<内野手>
★村上宗隆(ヤクルト)
長岡秀樹(ヤクルト)
★中野拓夢(阪神)
佐藤輝明(阪神)
★山川穂高(ソフトバンク)
<外野手>
★近藤健介(ソフトバンク)
★周東佑京(ソフトバンク)
近本光司(阪神)
細川成也(中日)
構成●THE DIGEST編集部
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