序列低下の遠藤航にプレミア3クラブ&イタリア王者が関心と現地報道!「ブランド力&市場拡大の可能性」

 遠藤航が新体制のリバプールで出場機会に恵まれていないのは周知のとおりだ。当然、他クラブは身の振り方に関心を寄せているだろう。

 アルネ・スロット新監督の下でほとんどピッチに立つことができていない遠藤。それだけに、去就を巡る報道は夏から後を絶たない。そして今回は、選手自身が移籍に前向きとのニュースも届いた。

『CaughtOffside』は10月8日、リバプールに1500~2000万ユーロ(約25億5000万~34億円)のオファーを聞く用意があると報道。遠藤も出場機会を保証できるクラブなら前向きな姿勢で、イプスウィッチ、フルアム、ウォルバーハンプトンのプレミアリーグ3クラブが注視していると伝えた。

 一方で、遠藤はシュツッツガルト時代に過ごしたブンデスリーガや、イタリアのクラブからの興味も噂されている。そのひとつが、昨季のセリエA王者インテルだ。

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 インテル専門サイト『InterLive.it』は10月8日、「オークツリーは30歳を過ぎている選手への投資に消極的だ」と、現オーナーであるアメリカの投資ファンドは、選手獲得で若手を重視する姿勢と強調。そのうえで、「だが、『しかし』がつく。それによって手札が変わるかもしれない」と報じた。

「必要に応じてCBもこなせるMFは、選手の人気度に応じたインテルブランドの拡張可能性から、インテルのオーナーたちの空想を刺激するかもしれない。日本代表のベテランであるエンドウは、パートナーシップやアジアにおける市場拡大の源になる可能性がある。この時代、一定レベルの選手加入がピッチにもたらす利益とほぼ同等の価値を持つ側面だ」

 かつて長友佑都が長年在籍したインテルは、アジアマーケットへの影響を知っているはずだ。日本代表キャプテンの獲得を後押しする要因となるかもしれない。

 確かなのは、遠藤と日本代表にとって現状は好ましくないということだ。リバプール残留か、プレミアリーグ内での移籍か、他国に向かうのか。遠藤の今後の決断が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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