現地10月10日に行なわれる北中米ワールドカップ・アジア最終予選の第３節で、サウジアラビアと対戦する日本代表の森保一監督とキャプテンの遠藤航が９日、会場となるジッダのキング・アブドゥラー・スポーツシティ・スタジアムで前日会見に登壇した。
その記者会見終了後に、驚きの光景が見られた。会見中に質問をしていたサウジアラビアのベテラン記者が壇上に近づき、指揮官と主将との３ショット写真を求めたのだ。２人は快く対応し、大一番を前に和やかな空気となった。
その記者は質問する際、まず「日本の選手の皆さん、記者の皆さん、サポーターの皆さん、ようこそサウジアラビアにいらっしゃいました」と歓迎の意を表した。
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この言葉に森保監督も感謝し、こう返答していた。
「まずは温かく迎え入れる言葉を掛けていただき、ありがとうございました。お名前は分かりませんけど、いつもサウジアラビアと試合をする時は記者会見にいらっしゃってくれている。お互いにアジアを引っ張っていく、ライバル関係にありながらも、アジアのサッカーの発展に向けて戦って行くなかで、友好的な言葉をいただけるはありがたいです」
そうした指揮官の言葉に感銘を受けたのだろうか。会見後に相手国の記者が記念撮影を求めるというはそうそうない。日本の報道陣がざわついた、ワンシーンだった。
取材・文●江國森（サッカーダイジェストWeb編集部）
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