10月1日、2911品目にわたる今年最大規模の値上げが実施され、出費がかさむ年末年始を控えていることもあって、世間では「節約の秋」を心がけている人が増えている。

 10月8日に放送された夕方の情報番組「Nスタ」(TBS系)では、街で聞いた節約法を紹介。「同じ500円なら弁当より鶏肉を買う」「自販機200円くらいかかるのでマイボトルを持ち歩いたりティーバッグでお茶を飲んでます」といった街の声を伝えた。

 スタジオ出演した元競泳日本代表の松田丈志氏も「僕もマイボトルはいつも持ち歩くようにしていて、コーヒーでもお茶でも自分で作ったもののほうが意外とおいしかったりするんで…」とコメント。その後、「井上さんは何かありますか?」とキャスターのホラン千秋からコメントを求められた同局の井上貴博アナウンサーは、「固定費を見直すべきだと思っていて」と前置きしてこう語った。

「今、私、スマートフォンの通信料金が月ゼロなんです」

 スタジオに驚きの声が上がる中、井上アナはそのカラクリを説明。ケーブルテレビ事業社の「J:COM」のセットプランを利用しているとのことで、「6カ月キャンペーン中でタダになる。それ以降でも、5ギガで1000円とかなので」と明かすと、ホラン千秋は驚いたように「5ギガで生きてるんですか?」とツッコミ。これに井上アナは「Wi-Fiで家とここ(会社)であれば、まあWi-Fiでいいしなあ…」と返し、ホランが再び「そんなに連絡する人がいないんですか? ハハハ」とイジって見せた。

 井上アナは「すっごい悪口言われた? もしかして」と反応していたが、SNSでは《ホランと井上アナの掛け合いが面白過ぎる》《ホランさんのイジリにほっこりした》といったコメントが寄せられていた。

「今年8月、40歳になった井上アナはいまだ独身と知られていますが、格安のスマホプランを使っているとは、かなり堅実な節約家と言えます。一方のホランさんもかつては頻繁にお弁当の写真をSNSに投稿。余りものをタッパーに詰めただけにも見える質素な作りがたびたび話題になっていました。そのホランさんでも、格安スマホの5ギガプランにはかなり驚いた様子でしたが、実際、会社勤めで自宅にWi-Fiがある人なら、よほど頻繁に動画を閲覧しなければ5ギガ以内に収まるはず。5ギガプランに異を唱えたホランさんは自宅でWi-Fi契約を結んでいないのかもしれません」(メディア誌ライター)

 井上アナには5ギガでも生きられることを証明し続けてほしい。

石川ともこ

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