スシローの商品監修者直々の「辛口レポート」が、大きな注目を集めている。

 スシローでは10月2日から14日まで、「鶏そば」(税込460円)を32万食限定で販売。商品の監修を務めたのは、食べログラーメンWEST百名店に7連連続で選出された、奈良県奈良市に本店を置く「麺屋NOROMA」だった。

 スシローのキャンペーンページには、鶏白湯スープから湯気が立ち上るいかにも美味しそうな鶏そばの画像が掲載されたが、店で出された実物を見て苦言を呈したのが、監修した同店グループ代表の高岡利光氏だった。

 高岡氏は自身のXにピンク色のチャーシューの写真を添付して、「スシローさん 僕が監修したのはレアレアチャーシューでもないし、スープこの色ですよ。どこでオリジナリティー出してるんですか? 写真と別物出てますやん。盛り付けもやっつけ仕事で残念です。レアレアチャーシューやめてほしい。スープまぜてからきちんと提供してほしい。飲食店として少し程度低すぎますよ」と、怒りの声を上げている。

 高岡氏によると、今回の商品は無償で監修を請け負ったというが、あまりにもかけ離れた商品の提供に「食中毒とかになればギャグですよ 厳重注意しときます。らーめんは作り手でかなり味かわります」と怒り心頭だ。

 この訴えをきっかけに高岡氏のXには「昨日たまたま食べました。正直、まずかったです。私が食べた時のチャーシューは油の塊のような物体で一切噛み切ることができませんでした」「写真を見て頼んだのに別物すぎて不味すぎてビックリしました」などと酷評のリプライが相次いだ。また、元アルバイトという人物から「〇〇監修ラーメンなんてしょっちゅうやってるけど 麺、ネギ、メンマはいつも同じ物使ってます。それじゃスープとあとちょっと変わったトッピングだけ監修なのか?っていつも思ってました」という投稿も。

 監修者から厳しい指摘を受けてか、展開する「あきんどスシロー」は公式HPでレアチャーシューについて「厚労省の安全基準を満たした商品」としつつ、「販売期間の調理方法を『炙り』調理での提供と変更させていただきます」と説明している。味については人によって感じ方に差があるため一概に「マズい」とは言えないが、監修店の味を期待して注文した人が、肩透かしを食らうケースは確かにあるようだ。

ケン高田

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