指揮官は落胆の色を隠せない。
現地10月11日、サンディエゴ・パドレスは、敵地ドジャー・スタジアムで行なわれたロサンゼルス・ドジャースとの地区シリーズ第5戦に0対2と惜敗。先発のダルビッシュ有が7回途中3安打2失点と力投するも、打線がわずか2安打と沈黙し、これで対戦成績が2勝3敗に。2年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出とはならなかった。
【動画】注目の日本人投手対決で山本由伸、ダルビッシュ有が好投をみせた“名勝負”をチェック
地元ラジオ局『97.3 The Fan』の公式Xは、試合後の会見に応じたマイク・シルト監督の会見映像を公開。その中で指揮官は、「総括が難しい。たくさんの感情が渦巻いている。最終的な結果への落胆が大きい」と話し始め、「クラブ全体に深い尊敬と賞賛の念しかない。初日から全ての人が全力を注いでいた」と感謝を述べている。
第3戦の3回から24イニング連続無得点で終戦した打線に関しては、「どれほど衝撃的な結末か?」と問われ、「“衝撃的”という言葉が適切だと思う」と答えたシルト監督。「脱帽だ。ドジャースを祝福する。ハードな戦いで、シリーズの中でさまざまなことが起こった」と続け、同地区に所属する宿敵との戦いを振り返っていた。
またこの日、第5戦の先発マウンドに上がり、山本由伸と息詰まる投手戦を演じたダルビッシュには、シルト監督も賛辞を惜しまない。打線の援護がなく敗戦投手となっているが、「今回も見事だと思う」と粘投を称え、「相手のバランスを崩しながらも、いくつかのスイングにやられた。それ以外は、本当にいい内容だ」と評している。
なお、パドレスとの激闘を制したドジャースは、ニューヨーク・メッツが待つリーグ優勝決定シリーズに進出。地区シリーズを突破するのは、2021年以来3年ぶりだ。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】PS初勝利の山本由伸のインタビューに大谷翔平が“乱入”し感情爆発!シャンパンで盛大に祝う。その後「相手を寄せ付けない圧倒的なピッチングだった」と称賛
【関連記事】今季、大谷翔平を“11打数1安打5三振”に抑え込んだダルビッシュ有にド軍専門メディアも脱帽「大谷をアウトにできる唯一の投手かも」
【関連記事】山本由伸が5回2安打無失点でPS初勝利! ドジャース史上36年ぶりの快投劇に米記者は軒並み高評価「MLB史上最高額の契約を結んだ。その価値は十分だ」