惜しくもアジアの頂点には届かなかった。
現地10月12日、卓球のアジア選手権は女子シングルス決勝が行なわれ、16歳の張本美和(世界ランク7位)は、パリ五輪混合ダブルスで銀メダルを獲得したキム・クンヨン(北朝鮮)にゲームカウント1-3(11-6、6-11、10-12、6-11)で敗れ、悲願のアジア女王の座は叶わず。銀メダルとなった。
3ゲーム先取の第1ゲームは張本が強いフォアで攻め、11-6で先取する。しかし、逆に第2ゲームは相手が主導権を握り、6-11で奪われた。イーブンで迎えた第3ゲームはお互い攻めて10-10のデュースにまで持ち込む。白熱した熱戦も、張本が2ポイントを奪われ、ゲームを連続で落とした。
なんとか流れを引き戻したい張本だったが、第4ゲームもキム・クンヨンのブロックに苦戦。6-10と崖っぷちに追い詰められ、最後は競り負けて敗北。張本はガクっと肩を落とした。
惜しくもアジア女王戴冠は叶わなかった。しかし、今大会は団体決勝で世界ランク4位の王芸迪、同1位の孫穎莎を撃破する大金星を挙げて、50年ぶりとなる中国を下しての金メダルに大きく貢献するなど、現役女子高生は底知れないパフォーマンスを発揮。パリ五輪を経て臨んだ舞台で、覚醒の予感を窺わせた。
ネットを中心にファンからは「うおーん!悔しい」「無念…でも美和ちゃん、よくやった」「銀メダルでもすごい」「疲労困憊だから、本調子ならもっと優位に進められたと思うが、それを差し引いても北朝鮮の選手が強かった」「相手が一枚上」「北朝鮮脅威だわ」など労いの声とともに、張本と対峙したキム・クンヨンのレベルの高さに対する驚きの声も多く見受けられた。
構成●THE DIGEST編集部
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