YouTubeが「広告スキップボタン」をなくすのではないかという情報がネット上に広がっている。
広告スキップボタンとは、動画の再生時に広告が流れた際、一定の秒数が経過した後、クリックすることで広告を飛ばすことができる機能。中には数分にわたる広告もあり、わずらわしさからついついボタンを連打してしまったという人も多いのではないか。
そんな中、米国の掲示板型ソーシャルニュースサイトで、一部ユーザーが広告スキップボタンが黒い四角で塗りつぶされている状況を画像とともに報告。いまのところ同様の事例は確認されていないが、他にも、スキップのカントダウン予告が一定時間表示されないといった報告もあり、ネット上ではYouTube側が今後、広告をスキップさせない仕様をローンチさせるのではないかと、まことしやかに囁かれている。
実はYouTubeが広告スキップ対策に躍起になるのにはワケがある。「広告ブロッカー」の存在だ。
「広告ブロッカーとは、あらかじめスマホやPCにインストールすることで、広告をブロックすることが出来るアプリ。YouTubeは『プレミアム』に加入することで広告が表示されなくなるのですが、課金したくないユーザーがこれらのアプリをこぞって導入しており、YouTube側とのいたちごっこが続いています。今回の広告スキップボタンの塗りつぶしは、あくまでも実験的に行われたと思われますが、近い将来、標準動作になる可能性は否定できません」(IT系ライター)
動画の視聴中に広告が流れると、ウザいと感じるのもたしか。これまで広告スキップボタンでなんとかやりくりしていた人も多いだろうが、せめて月額1280円のプレミアム料金がもう少し安ければ…。
今後のYouTube側の動向に注目したい。
(ケン高田)