「いよいよキクチを狙う時が来た」ツインズ地元メディアがFAで注目の菊池雄星、ド軍ビューラーらの獲得を推奨! ア軍での好成績に「活躍は予測されていた」

 10月も半ばを迎え、メジャーリーグはポストシーズンの熱戦が繰り広げられている。だが、多くの球団はレギュラーシーズンで全日程を終えており、ストーブリーグの話題もにわかに盛り上がり始めている。

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 その中では、今季後半、ヒューストン・アストロズで好パフォーマンスを披露し、オフにフリーエージェントとなる菊池雄星の名前も伝えられており、すでに獲得への関心を示す球団もあるようだ。
 「ミネソタ・ツインズがいよいよユウセイ・キクチを狙う時が来た」

 こう報じているのは、米スポーツサイト『Minnesota Sports Fan』だ。現地時間10月13日の特集記事において、地元球団であるツインズのこのオフでの、「獲得すべき3人の投手」を挙げている。ロサンゼルス・ドジャースのウォーカー・ビューラー、クリーブランド・ガーディアンズのマシュー・ボイドとともに、菊池の名前を記しているのだ。

 同メディアは菊池について、「元トロント・ブルージェイズの先発投手は、完全な戦力としてヒューストン・アストロズにトレードされた。ミネソタは彼の獲得に興味を示していたが、高額なトレードの対価を払うことは賢明にも避けたようだ」として、夏のトレード市場での動向を振り返った。

 続けて、「現在フリーエージェントのキクチに、ミネソタは単に支払いをすればいいだけだ。ミネソタは、彼がブルージェイズと契約する前から獲得を目指していた」として、日本人左腕に長く関心があったと明かすとともに、「キクチはおそらく1500万ドル前後の年俸を受け取り、複数年契約を結ぶことになるだろう」と予想。 

 さらに同メディアは、その予想額を踏まえ、「そうなると、ツインズにとって現実的な選択肢から外れることになるが、もしかしたら球団は例外的に獲得に動くかもしれない」と説明。加えて、「キクチはアストロズで終盤に素晴らしい数字を残しており、高度なデータ分析からその活躍は予測されていたはずだ。ミネソタも同様の生産性を引き出す手助けができるだろう」などと、獲得後を見通している。

 菊池はメジャー6年目の今季、アストロズの地区優勝に大きく貢献し、キャリアハイとなる206奪三振を記録するなどポテンシャルの高さをみせつけた。進化を続ける33歳の去就は今後もさらに米球界を賑わせることになるかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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