「地球の反対側にいるのは理想的ではない」田中碧のオーストラリア戦先発予想にリーズ地元メディアがなぜ懸念?「無傷で戻るのが必須」

 主将の代役という重責を全うしようと、本人は意気込んでいるだろう。一方で、所属クラブは、無事に戻ってくることを願っているに違いない。

 日本代表は10月15日、北中米ワールドカップのアジア最終予選第4節でオーストラリアと対戦する。キャプテンの遠藤航は体調不良で欠場の見込み。代わって田中碧が先発出場するとみられる。

 この状況を受け、所属するリーズの地元メディアが反応した。リーズはイーサン・アンパドゥとイリア・グルエフが負傷で戦列を離脱中。それだけに、田中がケガをしないようにと懸念しているようだ。

 田中はアンパドゥとグルエフの相次ぐ離脱もあり、リーグ戦ここ2試合でフル出場している。さらに日本やサウジアラビアへの移動もこなしてきただけに、疲労の蓄積が心配されるのは当然だ。

 10月18日に予定されているシェフィールド・ユナイテッド戦に向け、『LeedsAllOver』は「代表戦から金曜の試合まで72時間とあり、昇格争いのライバルとの重要な試合に向け、リーズがフィットネスを懸念していた選手のひとりがタナカだ」と報じた。

「言い訳にしてはならない。だが、トップチームの重要な3選手(田中とドミニカ共和国代表のジュニオル・フィルポ、アメリカ代表のブレンデン・アーロンソン)が代表で地球の反対側にいるのは、まったく理想的ではない。すでにケガ人がいることを考えれば、100%でない選手が増えるのは最も不要なことだ」
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 また、『MOT Leeds News』も「リーズはアンパドゥとグルエフが重傷で離脱し、中盤がやや危機にある」と伝えている。

「だからこそ、シェフィールド・ユナイテッド戦に向け、タナカが無傷で代表戦から戻ることは必須だ」

 ワールドカップ予選という大事な試合で、力を温存することはできない。ただ、過密日程もあり、各地で多くの選手が負傷離脱しているのも確かだけに、田中を含む全選手が健康に10月シリーズを終えられるように願うばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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