【WWE】コーディがロウ登場 王者対決へグンターと舌戦&握手

 ロウが現地時間14日、ミズーリ州セントルイスで行われ、統一WWE王者コーディ・ローデスが登場。『クラウン・ジュエル』で対決する世界ヘビー級王者・グンターと舌戦を展開。王者対決へ向けて握手を交わした。

 11・2サウジアラビア大会『クラウン・ジュエル』でコーディとグンターのシングル王者対決が実現。勝者はWWEクラウン・ジュエル王座を戴冠することになる。

 この日、スマックダウン所属の統一WWE王者・コーディがロウに登場。かつて世界最高峰と称されたNWAの総本山であるセントルイスのリングとあって、「俺は常に先を見ているが、プロレスの伝統は尊重すべきだと考えている。その歴史と伝統が詰まったこの地に来られて光栄だよ」と切り出した。

 そこへ世界ヘビー王者・グンターがやってきた。「いつもなら相手をこき下ろして恥をかかせるんだが、お前はディスるところがない。WWEは未だかつてないブームの真っただ中。それをお前が築いたといっても過言ではない。どの街、どの国、どの大陸に行ってもお前が中心的存在だ。俺がWWEでリスペクトするヤツは少ないが、コーディ、お前のことはリスペクトしている」と意外にも敬意を示し、一方で「お前はお友達のケビンと揉めているな。みんな友達とほざくヤツに本当の友達はいないからな。サウジアラビアまでにいろいろと調整しておけよ。俺は万全のコーディ・ローデスとやりたいんだからな」とケビン・オーエンズと衝突中のコーディに注文を付けた。

 するとコーディは「ここでチャンピオンとしてお前を分析してみよう。皇帝がすべてを出しきった後に相手がまた立ち向かってくると、お前は嫌がるよな? レッスルマニアで見たぞ。お前の心は折れる」とレッスルマニアにおけるIC戦でサミ・ゼインに敗れた時の状況を指摘。「俺もお前をリスペクトしている。だが覚えておけ。お前はまだ本当の勝負を経験していない。俺とサシで戦ったことがないからな」と通告した。

 これにはグンターもイラついたか「言ってくれるな。実に二番手王者らしい発言だ」と皮肉を込めて応戦。動じないコーディは「お前は恐ろしい獣だ。二番手王者だって? 忘れるな。俺はWWE史上最も圧倒的な王者を倒した。それに恐ろしい獣ならすでに潰したことがあるぞ」と豪語した。

 いつ衝突してもおかしくない状況だったが、コーディが握手を求めると、グンターは意外にも応じてからリングを降りた。互いに敬意を抱き合う王者二人は乱闘なしの舌戦で火花。ともに王者らしい振る舞いでサウジアラビア決戦へ向けて機運を高めた。

 今回のロウの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。