［北中米W杯アジア最終予選］日本 １－１ オーストラリア／10月15日／埼玉スタジアム2002
森保一監督が率いる日本代表は10月15日、北中米ワールドカップ・アジア最終予選の第４節でオーストラリア代表とホームで対戦し、１－１で引き分けた。
日本は序盤から試合の主導権を握って多くのチャンスを作るも、得点を奪えない時間が続く。すると58分、谷口彰悟の痛恨のオウンゴールで先制点を献上。最終予選４試合目にして、初失点を喫する。
それでも76分、左サイドを突破した途中出場の中村敬斗がクロスを供給。これが相手に当たってネットを揺らし、同点弾を奪った。
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▼日本代表のチーム採点「5.5」
ホームで大苦戦を強いられてドローに終わり、今予選の連勝が３で止まった。
２－０で快勝したサウジアラビア戦からスタメンの変更は２人のみ。体調不良で欠場した遠藤航に代わって田中碧がダブルボランチの一角に入り、２シャドーの一枚を鎌田大地から久保建英に入れ替えた。
圧倒的にボールを支配しながら、５－４－１の敵のブロックを崩せず、ジリジリした展開が続く。今予選で初めて無得点で前半を終えると、58分に谷口のオウンゴールでまさかの今予選初失点を喫する。
その後は、次々に交代カードを切ったなか、70分に左ウイングバックで投入された中村が切れ味鋭い突破からクロスを送り込み、オウンゴールを誘発。１－１に持ち込んだが、オーストラリアの堅守に手を焼き、課題の残る結果となった。
特に攻撃面は物足りず、谷口、堂安律、南野拓実、上田綺世の４選手を及第点未満の５点台とした。
最高点は、短時間でキレキレのプレーを連発した中村と、３バックの右でアグレッシブな守備が光った板倉滉の「７点」。マン・オブ・ザ・マッチは決定的な役割をした前者を選んだ。
取材・文●江國森（サッカーダイジェストWeb編集部）
※MAN OF THE MATCH＝取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「６」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
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