「生理でキツい…」「このナプキンいいよ」元女子バレー日本代表・古賀紗理那が語る月経の話。公にすることで信頼関係構築やコミュニケーション活性化にも効果

 パリ五輪を最後に現役引退した元バレーボール女子日本代表の古賀紗理那さんが10月15日、都内で行なわれたトークイベント『働く女性と健康を考えるトークセッション ~今求められる職場におけるヘルスケアサポートとは~』に登壇した。
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 この日は「女性特有の健康課題」をテーマにトークを展開。普段の生活のなかで、生理についてなかなか言い出せない人もいるが、古賀さんは現役時代、公にすることでチームメイトや男性トレーナー、女性トレーナーとも信頼関係を築いていたという。

「私が所属していたチームも、日本代表のチームも、結構オープンというか、生理でキツいとか、お腹重いとか、腰が抜けるとか、そういう話はしていた。私は選手でしたけど、トレーナー陣にも毎回みんな伝えていたので、今思うと良かったのかなと」

 そのうえで、古賀さんは「選手同士の信頼関係もすごく大切」と強調し、「それこそ体の不調、今生理中とか、そういう話も選手間でしていたので、みんな結構人のコンディションを把握できていたんじゃないかな」と話しやすい環境が整っていたと明かした。
  また、海外遠征に行くことが多かった古賀さんは、「1度の遠征で生理が2回来ることも普通にあった」と告白。使用するナプキンについては、「いつも自分が使っているものの方が、やっぱりプレーしている時もちゃんとハマってる感じがある」と、あえて日本から持参すると打ち明けた。

 一方、海外のスーパーで生理用品を調達するチームメイトもいたという。古賀さんは「このナプキン使えたよとか、これ使ってみてとか、生理の人に渡している選手もいた」と語り、こうしたやり取りが選手同士のコミュニケーション活性化にもつながっていたと見解を述べた。

取材・文●大田更紗(THE DIGEST編集部)

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