パドレスの“夢のオフシーズン”米メディアが提案「ドジャースと張り合うには、複数の大きな動きをする必要がある。今後10年、地区王者に君臨したいなら…」

 地区シリーズでロサンゼルス・ドジャースに2勝3敗で敗れ去ったサンディエゴ・パドレスについて、米メディア『FanSided』が“夢のオフシーズン”を提案した。
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「パドレスは今ポストシーズンで失望を味わった。地区シリーズ第5戦までもつれる激闘の末、最大のライバルであるドジャースに敗れてシーズンを終えた。オフを迎えるいま、サンディエゴは改善しなければいけない。25年にドジャースと張り合うには複数の大きな動きをする必要がある。現状、ワールドシリーズを制するには改善が必要なのだ」

 そう記した同メディアはは3つの動きを提案。ひとつ目は「ブルペン投手タナー・スコットとの契約延長」とした。トレード期限で獲得したスコットは今オフにFAとなるため、「チームにとって素晴らしい存在だった。FAになったいま、パドレスは彼を取り戻すためにあらゆる手を尽くす必要がある。値段は高価になるだろうが、今後数年にわたってパドレスの7回、8回、9回に素晴らしい投球を見せてくれるだろう」と、今シーズンに何度もロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平を抑えたスコットとの再契約を望んだ。

 2つ目は、同じくFAとなる先発投手のディラン・シースとマイケル・キングとの再契約だ。「これが今冬の最優先事項であるべきだ。再契約できれば今後5~7年間、重要な先発投手を確保することができる。両投手は契約調停の最終年を迎えている。より長期の契約を結べば、いくらか資金の節約になるかもしれない。負傷のリスクがあるにせよ、リスクを冒す価値は十分にある。ナ・リーグ西地区を戦うためには、優秀な投手が必要だからだ」として14勝のシース、13勝のキングの残留を、夢のプランを掲げた。
  3つ目こそ、実現すれば“夢”と呼べるだろう。同メディアも本題に入る前に、「OK、OK、話を始める前に認めよう。これが実現することは、ほとんどない。もし実現したらまさに“夢”の話だ。それはスーパースター、フアン・ソトと契約することだ」とぶち上げた。ソトは2022年8月から23年にかけてパドレスでプレーし、昨オフに2対5の大型トレードでニューヨーク・ヤンキースに移籍。今オフにFAになるソトを巡っては、複数球団による争奪戦が予想されている。そのソトをふたたび獲得しようというのだ。

「誰もが知っているように、ヤンキースに移籍する前はパドレスに所属していた。今オフにはヤンキースとニューヨーク・メッツが争奪戦を展開するようだ。もしサンディエゴがソトと15年契約で合意したらどうなるだろうか。総額はオオタニのそれと似たようなものになるかもしれない。もちろん、パドレスが契約できる可能性は非常に低い。しかし、積極的に動けば可能性は出てくるかもしれない。今後10年、ナ・リーグ西地区の王者に君臨したいのなら、これぐらいの動きをするべきだろう」

 ドジャースの牙城を崩すためには、現有戦力を維持したうえでスター選手を加えて戦力を向上させなければいけない。米メディアはそう説いた。

構成●THE DIGEST編集部

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