2024年10月15日、北中米ワールドカップのアジア最終予選で日本代表がオーストラリア代表と1-1で引き分けた。内容を見ると日本がほぼ一方的に攻め込んでおり、勝たなければいけないゲームだった。
3-4-2-1システムで臨んだ日本は立ち上がりから久保建英、三笘薫を軸にサイドから仕掛け、敵陣に襲いかかる。しかし、中央部をしっかりと固めたオーストラリアの守備をなかなか崩せないまま58分にオウンゴールで先行されてしまうのだ。
その後も日本が攻める、オーストラリアが耐える展開は変わらず、日本が相手のオウンゴールで追いついたことで1-1のドローで終わった。
日本が攻めあぐねた原因は何か。日本の攻撃に問題があったのか、それともオーストラリアの守備が強固だったのか。そうしたニュアンスの質問を伊東純也にすると、次の答が返ってきた。
「タケ(久保)や(三笘)薫のところから突破できていたので、オーストラリアの守備が堅いというよりは最後のクオリティだと思います」
最終局面での質がこの日の日本には足りなかったというのが、伊東の見解だ。アジア最終予選のその先、ワールドカップでの上位進出を目指すなら、そのクオリティは突き詰めないといけない。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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