吉野家が始めた期間限定の「アプリポイントキャンペーン」が注目を集めている。
このキャンペーンは、吉野家と人気ゲーム「パワプロ」のコラボ企画で、「パワプロ 栄冠クロス」「プロスピA」「パワプロアプリ」の3つのアプリが対象となっている。期間中に期間限定ミッションを達成すると、牛丼並盛無料券や30円割引券、オリジナルグッズなどがもらえるキャンペーンにチャレンジできる。
現在は第1弾として、「パワプロ 栄冠クロス」の期間限定ミッションが実施されており、ポイントは税込み500円ごとに1点が付与され、さらに毎月29日の利用で1点がプレゼントされる。
ただ、1番人気の、4種類の「ぬいぐるみ」と交換するためには「45点」が必要で、単純に金額換算すると、2万2500円の会計が必要になる。そのため、SNS上では《高すぎる》《ぬいぐるみほしいけど、2カ月半で2万超は無理》などといった苦情の声が上がってしまった。
実は、吉野家がポイント交換キャンペーンを実施するのは今回が初めてではない。2021年7月から22年3月いっぱいまで「魁!!吉野家塾」を行ったが、この時も、来店回数に応じたポイント「米礼(マイル)」の獲得条件があまりにも厳しすぎて大炎上したのだ。ネットニュースサイトライターが語る。
「『魁!!吉野家塾』は期間中270万人近くが参加しましたが、1マイル貯めるには300円以上の支払いが必要となり、しかも1日1回のみ。オリジナル丼との交換には220マイル必要で、合計6万6000円、220日以上かかる計算になります。ほぼ毎日吉野家に通わないと達成できないこともあり、途中で根を上げ、リタイヤした人も少なくありませんでした。今回も同様に、これは無理ゲーというファンの嘆きが聞こえてきますね」
今回のパワプロキャンペーンは、前回よりも条件が緩和されているが、それでもそれなりの金額がかかるのは確か。ぬいぐるみや湯飲みなど、ファンにとって魅力的なグッズをゲットするためには十分な気合いと覚悟が必要と言えそうだ。
(ケン高田)