時代考証や黒人侍の扱いで炎上したゲーム「アサシン クリード シャドウズ」が、またもや物議をかもしている。
同ゲームを巡っては、主人公に実在した黒人「弥助」を設定したものの、その人物が史実と大幅に異なっていたことで、日本をはじめとした世界中のゲームファンから大ブーイングが起きていた。さらに、公開されたコンセプトアートに、戦国時代にもかかわらずガードレールや電柱、軽トラックなどが発見され、呆れる声も上がった。
当初は11月15日に発売される予定だったが、制作会社の仏Ubisoftが、発売を25年2月14日に延期すると発表。その理由として、「私たちはこの体験にさらに磨きをかけ、洗練させ、主要な機能のいくつかをさらに押し進めるには、もっと時間が必要だと考えた」と説明している。
そんな中、今度は、甲冑姿の弥助が民家で大暴れする映像がネット上に拡散したのだが、ファンからは、《織田家の家紋が入った鎧を着た侍がやることじゃない》と、またもや炎上しているのだ。ゲームライターが語る。
「動画は、海外のゲームクリエイターが公開したデモの一部のようです。冒頭、弥助が民家を叩き壊し、大暴れするシーンが登場します。細かい描写やエフェクトなどの完成度の高さを見せるものでしたが、弥助が民家を襲撃する姿に、違和感を抱くファンが相次いでいます。確かに弥助は山賊ではなく信長の家臣ですから、こうした行為に疑問を持たれても仕方ないかもしれません。もっとも、ただのデモ動画に過剰反応しすぎという声もありますが…」
一部ファンからは、同ゲームが炎上したことを引き合いにして、今回の動画公開は《関係者の個人的な憂さ晴らしじゃないか》との指摘もあがっている。
発売前から数々の炎上を招いてきたアサクリ。全ての内容が明かされる発売後の炎上もまた懸念されるのである。
(ケン高田)