日本代表に敗れたのに続き、厳しい結果になったと言わざるを得ないだろう。
サウジアラビア代表は10月15日、北中米ワールドカップ・アジア最終予選第4節で、バーレーンとホームで0-0と引き分けた。ロベルト・マンチーニ監督はますます厳しい立場に置かれている。
批判が高まるなか、先週の日本戦で0-2と黒星を喫していたサウジアラビア。オーストラリアとの2位争いに目標がシフトしていくなかで、ホームにバーレーンを迎える一戦は勝利必須だった。
だが、得点をあげることができず、スコアレスのまま試合はタイムアップ。日本と敵地で引き分けたオーストラリアにポイント差をつけることはできなかった。サウジアラビア、オーストラリア、バーレーンは5ポイントで2位の座を競っている。
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当然、国内でマンチーニに対する風当たりは厳しくなる一方だ。指揮官の母国イタリアでも、『calciomercato.it』が「マンチーニがまた失敗、終わりなき危機」と報道。「サウジアラビア代表のマンチーニ監督は苦境が続いている。今夜もリベンジできなかった」と伝えた。
「マンチーニにとって、サウジアラビアでのここまでの経験はスーパーではない。まったくポジティブではない時期で、平均勝ち点は1.44。さらに事態を難しくさせたのが、サポーターやメディアからの批判だ。この出来に、連盟はイタリア人監督の今後について考えている」
「先日からの解任の可能性のうわさを払しょくするには、バーレーン戦でなんとしても勝利が必要だった。だが、落胆のドローとなったため、指揮官の立場は試され続ける」
報酬が高額と伝えられていることもあり、マンチーニに対する不満の声は増すばかりだ。イタリア人監督とサウジアラビアは、流れを変えることができるのか。11月シリーズの初戦、敵地でのオーストラリアとのビッグマッチの行方に注目だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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