懸念されていた負傷は回避できた。パフォーマンスから、期待も高まっているようだ。
日本代表の田中碧は10月15日、北中米ワールドカップ・アジア最終予選第4節のオーストラリア戦で先発フル出場した。キャプテンの遠藤航が体調不良だったこともあり、ボランチの一角としてプレーしている。
所属のリーズを追う地元メディアでは、先発見込みだったことで、田中がケガをする可能性を心配する記事が報じられていた。イーサン・アンパドゥとイリヤ・グルエフがそろって戦列離脱中とあり、ここ2試合でフル出場している田中に無事にチームに戻ってほしかったからだ。
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だが、田中は健康に戻るだけでなく、数字でもリーズメディアを喜ばせた。『Leeds United News』は「中国、バーレーン、サウジアラビアに勝利していた日本は、初めてポイントを落としただけでなく、初の失点もあり、1-1と引き分けた。だが、まったくタナカのせいではなかった」と報じている。
「日本は試合を通じて支配し、本当に上回っているべきだったのだ。保持率65%と日本はポゼッションを支配し、90分間を通じてオーストラリアのシュートを1本に抑えた」
「タナカはその重要な役割の一端を担い、パス64本中57本を成功させている。ロングボール5本のうち3本が成功、ドリブルは3回中2回成功だ。リーズのファンはボールを持ったときのタナカのクオリティにすぐ慣れ親しんだが、彼は母国でもまたそれを示したようだ」
リーズは18日のリーグ次節でシェフィールド・ユナイテッドをホームに迎える。過密日程に長距離移動と厳しい条件だが、田中のさらなる活躍に期待したい。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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