【F1】フェルスタッペンに大差をつけられるのは「許されない」とレッドブルがペレスに“警告”。チームは若手の起用に前向きとも

 現地10月16日に専門メディア『Motorsport.com』はF1レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナー氏のコメントを配信。シンガポールGP終了時点で331ポイントでランキング1位のチームメイト、マックス・フェルスタッペンから187ポイント差の8位に甘んじているセルジオ・ペレスにプレッシャーをかけた。

【画像】世界を舞台に活躍する日本人F1ドライバー、角田裕毅のオフの表情を大特集! 昨季を首位フェルスタッペンとダブルスコア以上とはいえ2位で終えたペレスは今季、開幕から6戦連続で二桁ポイントと順調な滑り出しを見せるも第7戦エミリアロマーニャGPで8位、続くモナコGP、カナダGPはリタイヤとノーポイントでレースを終えるなど急失速。以降も二桁ポイントは一度も取れておらず、上位4チームの中で唯一未勝利となっている。

 加えて夏休み後はフェルスタッペンの支配的な速さも失われ、アゼルバイジャンGPでついにコンストラクターズランキング首位の座をマクラーレンに明け渡す結果に。フェラーリにも34ポイント差と迫られており、3位陥落も現実味を帯びてきた。

 同メディアによると、来季以降もマクラーレンはランド・ノリス&オスカー・ピアストリのラインナップを継続、そしてフェラーリはシャルル・ルクレールに加えF1最多優勝のルイス・ハミルトンという強力タッグを結成するため、ホーナー氏は来季のドライバー選考の重要性が高まっているとし「私たちには切実に答えが必要だ。2人のドライバーの間に大きな差がないようにする必要がある。なぜなら余裕がないからだ」とコメント。そのような差が生まれることは「許されない」とも話したという。

 現在来季の2つ目のシートについてはペレスとともに、ジュニアチームRBで次戦アメリカGPから参戦が決まっている、22歳のリアム・ローソンが候補として挙げられている。同メディアはレッドブルグループの重鎮ヘルムート・マルコ博士の言葉を引用しながら、若手をトップチームに抜擢する考えに前向きとのチームの方針を説明した。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】好タイムを叩き出す角田裕毅をチェック!

【動画】アゼルバイジャンGPでみせた角田裕毅のテクニカルなドライビング

【動画】オランダGP、Q1トップ通過を果たしたのは意外にも…角田裕毅は12番手でQ2へ