伊紙『Gazzetta dello Sport』は10月16日、データ会社『Opta』が発表した「ヨーロッパで最も優れたPKキッカー10人」を紹介した。『Opta』が集計した期間は2021ー22シーズンから現在までで、5大リーグのクラブと代表チームでのPKを対象としている。
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10位はアンドレイ・クラマリッチ(ホッフェンハイム/クロアチア代表)だ。「16回中14回を決めており、成功率は87.50パーセント。同期間での最初のミスは22年8月13日のボーフム戦で、2回目は9月10日のマインツ戦」と記し、9位は「26回で23回を決め、成功率は88.46パーセント」のヴィンチェンツォ・グリフォ(フライブルク/イタリア代表)だった。
8位はサディオ・マネ(アル・ナスル/セネガル代表)。「もし、サウジアラビアではなく、いまも5大リーグでプレーしていたら、どのような成績になっていたのだろうか。この期間、マネは18回のPKで16回(成功率88.89パーセント)成功させている」と評している。7位は「34本中31回(成功率91.18パーセント)を決めている」アーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ/ノルウェー代表)だ。
6位は「24本のPKで22本を成功させた(成功率91.67パーセント)」ハカン・チャルハノール(インテル/トルコ代表)で、「インテルでは一度も外しておらず、失敗した2回はいずれもトルコ代表でのキックだった」と記載。5位には「38回中35本(成功率92.11パーセント)決めている」ハリー・ケイン(バイエルン/イングランド代表)が入った。
2位タイには、「19本中18本を成功(成功率94.74パーセント)させた」ウィサム・ベン・ヤーデル(無所属=前モナコ/フランス代表)、パウロ・ディバラ(ローマ/アルゼンチン代表)、テジ・サバニエ(モンペリエ/フランス国籍)の3選手が同率でランクインしている。
1位は、同紙が「驚きしかない」と評したドメニコ・ベラルディ(サッスオーロ/イタリア代表)だった。「20回中19回のPKを成功(成功率95パーセント)させ、2021ー22シーズンから現在までのPK成功率ランキングで1位になった。唯一のミスは、22年8月30日のミラン戦でGKマイク・メニャンにセーブされたもの。試合が0ー0で終わったことから、手痛い失敗だった」と記載した。
PK職人のベラルディは24年3月にアキレス腱を断裂。リハビリの間にチームはセリエBに降格してしまったものの、10月5日のチッタデッラ戦で約7か月ぶりに復帰し、早速1アシストを記録している。
構成●THE DIGEST編集部
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